真夏に、鳥も虫も元気です。

穴を空けられた「サトウカエデ」の葉

曇り空も、たちまち夏の日差しが注ぎ始めました。
青い空に、「入道雲」と「筋雲」は、昨日と同じパターンです。
庭先を、緑の葉を抱えて飛んでいく虫に、妻が気づきました。
画像、軒下の、「サトウカエデ(砂糖楓)」の葉が、しばらく前から切り取られて、穴が空けられています。
「犯人?」は「ハキリバチ(葉切り蜂)」と分かってるんですが、「現行犯?」を見届けないと…。
しばらくして「ブーン」と蜂の羽音がして、まさかと信じられない光景が…。
なんと、あの穴を空けられた「サトウカエデの葉」につかまり、バリバリと音をさせて、葉を切り始めました。
葉を切り取りながら丸めて、6本の脚で巧みに抱えています。

きり終わった瞬間、下に落ちることなく飛び立ちました。この間、数秒間です。素晴らしい技といえます。

抱えている葉が重いのか、ゆっくりと飛んでいきます。巣の場所は、よほど遠いようです。
「サトウカエデ」は、その名のとおり、栄養分がありそうです。蜂もお気に入りで、味をしめたものと思われます。この後にもまた、切り取ってゆきました。
妻が、「ヒヨドリ」を見て…。と、声をかけました。
見ると、日ごろは憎まれ者の「ヒヨドリが、微笑ましい様子を見せてくれました。
親鳥が代わる代わる、ブルーベリーの実を啄ばんでは、ひな鳥に給餌しているのです。
追い払う気にならず、カメラを向けるひまもなく、見入ってしまいました。
軒先のアシナガバチ」の巣は…。見ると、親蜂たちが相変わらず、幼虫の世話に余念がありません。

とにかく、動物たちは元気です。わが世の春を謳歌しています。
田んぼには、トンボが飛び、コオロギが鳴き、ミンミンゼミの鳴き声も聞こえてきます。
そしていつの間にか、「カッコウ」は去ってしまいました。