お墓参り、「野の花」を供えました。

墓前にお供えする花

濃霧注意報が出て、アメダスの「降水予測」を見ると、雨が迫っています。
「台風一過」の晴れは、たちまち「秋雨前線」の雨に変わりました。
早いうちにお墓参りをしようと、お供えの花を用意しました。
昨日、田んぼで採ったものに加えて、庭の「ピンクの小菊」、「フジバカマ(藤袴)」を採りました。
全体がひっそりした感じの中で、地味ながら「ワレモコウ」の赤い花が、アクセントになっています。
雨がぽつぽつしてきたので軽トラで出かけ、墓前にお参りして供えました。
「ワレモコウ(吾木香・吾亦紅)の花を、接写しました。

こうして観ると、やはり奇妙な花といえます。『ブリタニカ』を一部引用します。
〜晩夏、穂状の花序を茎頂につけるが、花序は短球形で暗紅色。マツの球果(松かさ状で、この形からボンボコの地方名がある。花序は黒紅色の蕚と黒い葯を有する小花の集まりで、花弁はない。〜
漢字表記について、ネット検索してみました。
「吾木香」は、「わが国(日本)の木香」の意味。根が、インド原産の木香(芳香のある健胃・殺虫剤)という菊科植物に似ているから…。
「吾亦紅」は、「われはまた紅」の意味。こちらは、和歌や俳句で使われる。

「吾亦紅さし出て花のつもりかな」 小林一茶
「吾も亦紅(くれない)なりとひそやかに」 高浜虚子
花言葉、「愛慕」
「すぎもとまさとの歌」と通ずるのかなと思いました。
外は、雨が音を立てて降り続いています。