厳しい冷え込み、「冬日」でした。

雪の中の「ジャノヒゲ」(20.12.

今朝6時に、氷点下5.5度。厳しく冷え込みました。久しぶりに、強い霜氷が厚く凍りました。
東京が初霜、横浜では初霜・初氷と報じていました。
屋根裏から「ドーン」と、音がします。凍った雪の塊がすべり落ちたのです。
もちろん、南は昨日のうちに融けてしまっているので、北の屋根の出来事です。
画像は、「ジャノヒゲ」です。濃い青黒色の実です。日かげなので、雪がとけ残っています。

『花おりおり』(湯浅浩史)に、興味深い記述があります。引用します。
〜蛇の鬚と書く。考えてみれば奇妙な名。ヘビにヒゲはない。歴史的には、ジョウガヒゲが先立つ。宮中を警護する官職を古くは尉(じょう)といった。細長い葉をピンとはやした細い鬚に見立てた。「尉が鬚」が語源か。〜(以下略)
「尉(ジョウ)」といえば、「ジョウビタキ」も同様の語源、灰色の頭から…。
別名が、「リュウノヒゲです。
読売新聞のコラム「四季」に、高浜虚子の俳句が紹介されていました。
「竜の玉深く蔵すといふことを」〜竜が宝の玉を海底深くしまっておくように。と、解説があります。
言われてみると、「宝石」のように見えなくもありません。

旧暦、「十一月十八日」のお月さま です。
だいぶ夜が更けてから、東の空に昇りました。
(21:12)