今年もまた「迎え盆」…。しみじみと、季節の移ろいを感じます。
お仏壇から出した、位牌などを「盆棚」に並べます。珍しくお盆に帰省した息子が、盆提灯を組み立ててくれたので、助かりました。
家の庭や畑の「盆花」を手向け、胡瓜や茄子で馬や牛を作り、畑で採れた季節の野菜をお供えします。
画像は、今朝、採ってきた「トマトと胡瓜」です。やっぱり、豊作を願い感謝する意味があるようです。毎年お盆に合わせて、妹が送ってくる「船橋の梨」も定番です。
家の周りの草を片付けていたら、「花茗荷」が目につきました。少し前から、ぽつぽつ出始めていたようです。「花のつくり」が面白いので、並べて撮りました。
なぜか、「お盆に相応しい花」と言えます。神仏の加護、「冥加(みょうが)」が、それを連想させるのでしょうか。
「ホトトギス俳句季題」によると、「花茗荷」は、秋八月です。
花茗荷隠るゝ土の匂ひけり 西内のり子
茗荷より咲きて茗荷の花なりし 稲畑汀子
お墓参り、迎え火…、天ぷらをお相伴しての夕飯…。
「迎え盆」は滞り無く済みました。
日差しがほとんど無く、凌ぎやすい一日でした。