雨上がり,「クロタネソウ(黒種草)」が咲きました。

複雑なつくり、「クロタネソウ(黒種草

早朝、激しい雨音で目覚めました。予報通りではありましたが、これほどの大雨になるとは…。
意外に早い梅雨入り…、それも今のところ、「陽性の梅雨」の感じです。
画像、「クロタネソウ(黒種草)」の花、真上から観ました。属名のニゲルでも呼ばれます。横から観ました。複雑な花のつくりです。

今日は、所属する会の総会があり「会員発表」の機会を与えられました。「植物文化と暮らし」(草木に親しむ)の演題で、お話しました。
興味深い植物の標本を持参し、さしずめ室内における植物観察会となりました。
春の七草」の今は…?ゴギョウ(御形)はハハコグサ(母子草)、「ほうこぐさ」とも呼ばれるとのこと。葉と茎が白い綿毛に覆われ黄色の頭状花が咲いて、よく観ればなかなかの美しさです。
昔は、これで「草餅」を作ったとのこと…。いつか試してみたいものです。
ツルナ(蔓菜)」の話もしました。「ハマジシャ」とも呼ばれる海岸性の植物ですが、畑に毎年生えて食用になります。
カルイザワナ(軽井沢菜)と、呼ばれるそうですが、なぜ山の避暑地軽井沢なのでしょう?
5年前、サンフランシスコの浜に、繁茂していた様子を思い浮かべました。

マツバギク(松葉菊)」が、なんとツルナ科で同じ仲間なのです。確かに、厚ぼったい葉が似てはいますが…。

近年、注目の「アイスプラント」、葉はツルナのそれとそっくりです。そして、白色の花がマツバギクの花の形とよく似ています。巡り巡って、3種が近縁だと分かりました。因みに、ツルナの花は小さな黄色で、他の2種とは似ていません。
その他、いろいろな植物の標本を観ながら、お話しました。

夕刊に、大震災発生から三ヶ月、「被災地鎮魂の一日」。 離れた地から祈りを捧げました。

今日は旧暦、「皐月十日」。久しぶりのお月さまが、夕方、東空の雲の晴れ間にかかりました。(18:21)