「夏雲」が湧き、ました。

挽回し咲いた「ニセアカシア(ハリエン

今日は、雷雨はなく好天気が期待されます。朝のテレビ画面、東京・渋谷は青空でした。アメダス、最低気温は10.8度(5時)と、二桁になりました。
画像、ニセアカシア(ハリエンジュ)」の花です。昨年も今日付けで、開花の記録があります。

花の咲いている木に近づくと、独特な甘い香りが漂います。蜜源樹としても有名で、甘みも抜群です。年に一回の「アカシアの天ぷら」も、食べ過ぎは禁物です。かつて、気分が悪くなった苦い経験があります。
佐久地域の人たちは、「アカシア」と、「ニセ」を付けずに呼びます。本物の黄色い花の「アカシア」を見たことがないから、仕方がありません。
本日、2012.5.30日付け発行の倉嶋厚の人生気象学』から一部を引用します。
〜しかしアカシアは札幌の「市の木」を決める市民投票では、僅差でライラックに積をゆずった。この木の正式の名がニセアカシアであることが、落選の背景にあったようである。
 私は「北国の街に暮らすかぎり、アカシアをニセとは呼ぶまい」と、読売新聞全国版に書いたことがある。すると、西日本の読者から、本物のアカシアを見たら、そんなことはいえないはずだ、という抗議の投書があった。後年、3月下旬、四国の小豆島で、山腹の道を真黄色に染める銀葉アカシア(ミモザとも呼ばれている)の並木を見て、投書者の気持ちが分かった。
 すべて事物の名前は、愛情をこめて慎重につけるべきであろう。
ヨーロッパで見た「ミモザ(アカシア)」は、美しく魅力的であるかことは確か…。でも、白秋の「この道」、西田佐知子の「アカシアの雨…には、なくてはならないアカシアであると、思います。

日中は、気温が上がりました。ビニールハウスが暑くなり過ぎるので、屋根をブルーシートで覆ったり、ビニールを捲くったりしました。
空には、「夏雲」が湧きあがりました。

東の空の雲間に、卯月十日」のお月さまが浮かびました。(16:59)

アメダス、最高気温は23.2度(15時)でした。