早朝、曇って、満月はあきらめました。

佐久地方のポイント予報。(27.2.4))

今月の「望(ぼう)=満月」は、「臘月十六日」本日の8:09です。
昨夜の天気予報では、早朝も晴れ…。月の入り時刻が6:29(長野)なので、満月に近いお月さまを期待して就寝しました。
今朝は5時半に目覚めましたが、残念、雲が広がっていてあきらめました。
6時過ぎの裏道、まだ暗く街灯・蛍光灯が点いています。(6:04)

賢治を読む会・2月例会で佐久市立中央図書館へ出かけました。
先ず、暦の話から始めました。
二十四節気立春」第1候:東風解凍
東からの風が氷を解かしはじめるころ
東風は、「こち」と読むこと、確か、自分の高校入試の問題に出たっけ…、半世紀以上前の記憶です。
菅原道真の有名な歌も紹介しました。
東風吹かば匂ひおこせよ梅の花主(あるじ)なしとて春を忘るな
ご家庭で…、お孫さん…、話題にしてください。
昨日は、「節分」、今日からは「立春」です。
立春」は、これから2月29日「雨水」までの半月間です。
この時期について、気象エッセイストの倉嶋厚さんが、「光の春」と表現します。
持参した植物標本は、ロウバイ(臘・蝋梅)」、「ヒイラギ(柊)」、「ジンチョウゲ沈丁花)」です。
我が家の軒先の「ロウバイ(臘梅)」、もうすぐ開く蕾です。

旧暦十二月の異称、「臘月(ろうげつ)」に咲き始める花という説を紹介しました。

「ヒイラギ(柊)」は、「ひろば」で冬越し中、雪中の柊を紹介しました。

志賀勝さんの『月と季節の暦』節分(立春の前日)を紹介しました。
本来は、年末大晦日の行事だった鬼やらい(追儺=ついな)。
立春前日と混同され、いつしか節分の行事にも。
吉岡安之:『旧暦 スローライフ歳時記』「節分」も紹介しました。
テキストの輪読は、「ペンネンネンネンネン・ネネムの伝記
4回に分けて読む、1回目、「ーーーー独立」を読みました。
昆布取りをする設定の化け物童話、「グスコーブドリの伝記」の最初期形、もっとも古いかたちの先駆形は間違いない。
ペンネーム、賢治の言語感覚による命名
日中、日差しには春が感じられます。
部屋のプリムラ・ロゼア」の花は、まさに春を感じさせます。

日の入り直前、夕焼け空です。(18:37)

今夜のお月さまは「臘月十六日」、月の出時刻は17:41(長野)。
30分後を見計らって外に出ましたが、東には黒い帯状の雲が…、2時間後に出てみました。
それでも、雲間に出たり隠れたり…。うす雲を透かして見えました。(19:26)

アメダス、最低気温は氷点下6.1度(7:30)、最高気温は4.3度(13:50)。
明日は、またまた南岸低気圧の接近、上雪(かみゆき)の予報です。