「ポケットからユリの球根を…」、絵本を借りました。

「臘月二十七日」のお月さま。(28.2.5)

アメダス、最低気温は氷点下7.8度(6:10)、相変わらず、朝の冷え込みは厳しいです。
空が明るくなり始めて、朝の細い月は無理かな…?
でも、東の空高く「臘月二十七日」のお月さまが昇っていました。(6:43)
旧暦の今年、今月のお月さまは、今日、明日で見納め、寂しいです。

明後日、「臘月二十九日」が晦(月隠り)です。
日が出て暖かくなり始めたので外回り…。
先ず、ネット予約しておいた絵本・『エミリー』を図書館で借りました。
この本は、落合恵子さんの「本の時間」で紹介されました。
エミリーはアメリカの女流詩人、どんな絵本・内容なのかなと、興味津津でした。
カバーの裏に紹介文があります。一部を引用します。
この絵本は“なぞの女性(ひと)”エミリー・ディキンソンと少女の思いがけない出会いの日を美しく格調高い絵で、描いています。
詩人のおだやかな日常と特別な世界をちらりとわたしたちにみせてくれる。この絵本は、アメリカの偉大な、そしてよく親しまれている詩人エミリー・ディキンソンの謎とそれを包みこむ世界の喜びをよくとらえているといえるでしょう。
この絵本は「パブリッシャーズ・ウィークリー」誌年間最優秀絵本賞をうけました。
本文の前ページに、なぜか「ユリ」の挿絵が…。

何か、意味があるんだろうな…。
本文の叙述を一部引用します。
「わたし、春をもってきてあげたの」わたしはいいました。
わたしはポケットからユリの球根をふたつとりだして、その人のひざにのせました。
「これを植えると、ユリの花になるのよ」
「すてきだこと」その人がいいました
挿絵からも、二人の心のかよいあいが分かります。
そして、色とりどりの明るい花壇が目に見えてきます。
なお、この絵本はコールデコット賞を受賞…とも。
アメリカで出版された絵本の中でもっともすぐれた作品の画家に対して年に一度贈られる賞です。
賞の名前は、19世紀イギリスの絵本画家、ランドルフ・J・コールデコットにちなんでいます。
一緒に、『佐久の先人』明治の先端を生きた石版画家『岡村政子伝』(山室次郎)も借りてきました。
北欧文学者・ムーミンを日本に連れてきた人と言われる山室静は甥にあたります。
明治に移った頃、政子は家族とともに父の郷里岩村田へ引き上げ、少女期を過ごしました。
明治10年、家の近くの招魂社から描いた、遥望淺間があります。

描かれた松の大木は、松枯れ病で昨年に切り倒されてしまいました。
残念至極、何としても「松に替わる景観」が欲しいです。
夕方のテレビで、塩尻市小坂田公園で「マンサク」が咲いた…、暖冬で一月も早いとのこと。
佐久市、我が家の「マンサク」は、まだつぼみです。
「ひろば」にある数本ある「マンサク」も、まだつぼみでしょう。
読売新聞コラム・英語歳時記です。

アメダス、最高気温は5.5度(13:40)でした。