「高卒60周年記念懇親会」に出席。

「赤ソバ(蕎麦)」の花。(28.10.19)

「濃霧注意報」の霧が晴れると、秋晴れに…。
ここ3日ほど、同様な天気が続いています。
アメダス、今朝の最低気温は15.1度(0:10)、10度超えで寒さは緩みました。
昨日、野良で採ってきた植物を、食卓に飾りました。
「赤花ソバ(蕎麦)」の花と、「アキグミ(秋茱萸)」の実です。
「秋茱萸」の実は、食後に20粒ほど摘んでデザートに…。

葉の裏が銀色、いわゆる「シルバーリーフ」としての魅力もあります。
電子辞書の「里山の植物ハンドブック」の解説を、一部引用します。
〜実(偽果)は径6〜8mmの球形で赤く熟し、食べると甘みと渋みがあり、果実酒に向く。
根粒菌と共生して荒れ地でも育つため、海岸の砂防や道路の土留に植栽される。
以前から後半部分の解説には、大いに関心があります。
特に、「海岸の砂防」についてです。
北原白秋作詞:「砂山」に歌われる、「帰ろ帰ろよ、茱萸原わけて…」
この「茱萸」は、「アキグミ」種であると考えられます。
この歌が生まれた経過について、何かの資料で目にしました。
それは、北原白秋新潟市の学校で講演会後、浜辺を散策した際に、その情景を詠んだ…。
砂防のための「茱萸原」であるならば、その種は、「アキグミ(秋茱萸)」が妥当であると、考えられるです。
グミ(茱萸)の種名まで記述した資料に、まだお目にかかっていません。
願わくば、新潟の浜辺で、現実の「茱萸原」に対面したいのですが…。
「ひろば」にも、挿し木から育てた「アキグミ(秋茱萸)」が6株あります。
茱萸を観ながら、遠く、「砂山」・新潟の浜辺にも、思いを馳せたいものです。
季節が移ろい、裏道わきに植えた「アワコガネギク(泡黄金菊)」が、その名の通り、黄金色に輝き始めました。

先日、区の文化祭に出品した、賢治ゆかりの「ギンドロ」が、「黄葉」し始めました。
この淡い黄葉は、大いに気に入っています。

正午に受付、高卒60周年の同窓会は、もうすぐ傘寿の高齢者たち50名。
それでも、面影が残っているので、たちまち青春時代にタイムスリップ…。
先ず、物故者に黙祷を捧げました。
参会者の健康を祝して乾杯…。
そして、当時、選手たちの応援歌に歌われた、「學生歌」を声高らかに歌いました。
 秋山晴夫作詞 東京音樂学校作曲
一 奢の宴玉杯の
  榮華の都遠くして
  幾年こゝに安らけく
  結びし夢も早さめて
  雄々しく衾蹴り立てば
  高原の日は輝けり
二 三 (略)

アメダス、最高気温は24.0度(12:10)、蒸し暑い日でした。