絵本『はじまりの花』、その花は「クリスマスローズ」

咲き始めた「紅梅」(賢治ガーデン」。

朝、起きると、小雨がそぼ降っています。
とにかく、大雪にならなかったことは幸いでした。
時々、屋根の雪が滑り落ちて、「どん、どん…」と音がしています。
昨夜、就寝時にも気づきましたが、屋根の雪解け音とは気づきませんでした。
これで、昨夜以後はプラスの気温であることが分かります。

餌台の雪をかき分けて、ヒヨドリ(鵯)」が何かを喋んでいます。
「鵯が、雪を食べてるよ…」、私の言葉に、「古くなった赤米を、入れといたんだよ…」と、妻の声が…。

ここで、「頬のような色」が、絵本:『はじまりの花』を思い起こさせました。
そう、「赤い頬の色のような花」は、クリスマスローズの花だったんです。

絵本に、「クリスマスローズ」の名前は出てきませんが、私は、それと信じています。
図書館発行・手もとの「読書通帳」を開いて、「読書履歴」を見ると、ありました。
貸出日が160127、「はじまりのはな」と、あります。
2年ほど前、「落合恵子の絵本の時間」で紹介されました。
挿絵には、野鳥の赤い頬と、赤い「クリスマスローズ」の花が描かれていました。
当時、このブログ・「佐久の季節便り」にも投稿してありました。
午後、3月のFm放送・「草木は友だち」でした。
「ひろば・賢治ガーデン」⇒ 観察が楽しみに…。
紹介した草木を、略記します。
(1)蕾から開花へ
◯「コブシ(辛夷)」:賢治童話「なめとこ山の熊」、「北国の春
母熊と子熊のほのぼのとした会話。地方語「ひきざくら」
標高1.000m南牧村海尻出身、いで・はく作詞(本名、井出博正)
山の桜より開花が早く、「田打桜」などの名で、農作業を始める目安に…。
◯「サクラ(桜)」の仲間、いろいろ…。
ソメイヨシノヤマザクラ、オオヤマザクラサトザクラオオシマザクララ…。ウメ、リンゴ、ナシ、モモなどバラ科の花々…。
◯「ニュートンのリンゴの木」平成26年10月、新佐久市誕生10周年・市民交流ひろば開園1周年記念植樹。
◯「賢治ゆかり・石鳥谷のやまなし」(5.13 説明板設置)
5/13(日)市民交流ひろば主催:「ひろばにおいでよ ピクニックフェスタ」開会・記念植樹式
CD曲:「早春賦」(早春賦少年少女合唱団)
(2)『枕草子』に、「紅梅」「梨」など、木の花が登場
 木の花は、濃きも薄きも紅梅。桜は、花びら大きに、葉の色濃きが、枝細くて咲きたる。
「梨」の花については。現代語訳で紹介します。
(略)
写真は、賢治ガーデンで、昨春に咲いた「賢治ゆかり・石鳥谷のやまなし」の花です。

確かに、サクラやリンゴとは、違った美しさがありますね。
(3)「オキナグサ(翁草)」「ルバーブ」の芽生え
地方名:「うずのしゅげ」は、全体をおおう白毛、花後の花柱が老人の白髪・髭を思わせるから。
カタクリ(片栗)と同様に、「スプリングエフェメラ」と呼ばれる植物。

株元に並べた「浅間の焼石・火山弾」は、保水・保温効果が期待できます。
賢治作品に、「おきなぐさ」「気のいい火山弾」があります。
◯この他に、多数の草木
春の到来で。トチ(栃)、ニワトコ(接骨木)など、「冬芽」が開いて葉が伸びて、蕾が膨らみ始めました。
それらの生命力を、自分の体で実感してください。
◎「イオン」・「浅間ギャラリー」に写真パネル展示中です。ご覧ください。
アメダス、最低気温は0.3度(5:15)、最高気温は11.9度(13:42)、風は冷たい日でした。
降水量は、本日分が8.5ミリ(1〜10時)、まとまった量になりました。
10センチ以上積もった雪は、殆ど融けました。