「佐久の季節便り」、晩秋、「ひろば」の植物たちは…。

西高東低・冬型の気圧配置で、高い山々は「黒い雪雲」に覆われています。

いよいよ、長野県北部地方には、「雪の便り」が聞かれます。

アメダス、最低気は氷点下0.5度(3:05)、晴れても、気温は上がらない予報です。

しばらくして雪雲が霄れると、わずかに冠雪の「浅間山が現れました。

落ち葉が進むと、「ひろば」も寂しくなります。

そんな中でも、常緑樹など、葉を落とさない草木が頑張っています。

花海棠の木に寄生した、「西洋宿木・亜種」は、ずいぶん大きな鞠(まり)に生長していますす。

「鞠(まり)」と称して、宮沢賢治はお気に入り、作品に数多く登場させています。

宿主の「花海棠」は、大丈夫かな?心配になるなー。

同じく、賢治童話に登場する「紫色のケール」は、予想以上に大きく成長しました。

このまま、無事に冬越し、開花・結実するんだろうか?

種子が採れたら、嬉しいなー。

「葉牡丹」と同じ仲間だから、冬越しできるかも知れません。

それにしても、宮沢賢治は、生命力のある植物を好んんだようです。

「ギンドロ」(銀泥)柳も然り、その逞しさがお気に入りだったようです。

父親の政次郎さんは述懐、「賢治は若死にすると分かっていて、生長の早い草木を好んだ…」と…。

もう一つ、「賢治ゆかり・石鳥谷のやまなし」は、「果実」が枝から落ちません。

落ちる頃には、周囲に良い香りを放つことでしょう。

咲夜・二十二日の月が、黄葉の「落葉松」の梢の上にかかっています。

午後、散髪を済ませました。

アメダス、最高気温は12.8度(13:38)、気温はあまり上がりませんでした。