講演:「佐久市平根発電所」を聴いて…。

夏の日を受けて、眩しい「赤花下野」の

連日の「濃霧注意報」、浅間山は見えず…。
気温は低め、アメダス最低気温は13.0度(3:49)、日中は30度まで上がる予報…。
長野県には、「高温注意報」が出されました。
アカバシモツケ(赤花下野)」の花が、夏の日差しを受けて眩しいです。
昨日の講演:「平根発電所の歴史」〜昔と今の写真を中心に〜について、記します。
講師:森泉一成さん 話の構成は次のようです。
第一部:湯川水系の水力発電
第二部:平尾用水と平根発電所
第三部:平根発電所と村の生活
佐久市役所 環境政策課 作成の案内パンフレットです。

平根発電所は、今から60年ほど前の1955(昭和30)年に、地域斧人々が力を出し合って建設されました。国内では珍しい横軸単輪複流フランシス式の水車が現在も稼働しており、歴史的にも価値のある施設となっています。
発電所内部を見ることができる大型窓や発電所の歴史・水力発電の仕組みを学べる展示室を新たに設けましたので、ぜひ見学におこしください。
3月に発電所の改修、展示棟の新設、完成式にちて、新聞やテレビでも報道されました。

事業推進の中心的役割は、森泉武重 平根村村長で、講師の森泉一成さんの祖父にあたります。
『佐久の先人』に、森泉武重が記載されています。
自家水力発電所建設の構想
困難を乗り越え村総動員体制で
地産・地消の自家発電で地域振興

まとめ:平根発電所の特徴
小さな自治体(旧平根村)が、村人総動員で作った、村営の「水力発電所」
農業用水路改善と発電導水路の併用水路
幾多の困難を乗り越えて
地産・地消の自家水力発電で、農村振興・農村電化を図る
現在も発電し続けている

「案内パンフレット」に、次のようにあります。
 こうしてつくられた平根発電所の電力は、村内の平根農協電線工場、学校給食のパン製造工場といった施設で自家消費されました。この地域には工場が少なかったため、多くの若者が村内外から従業員として採用されました。
 「このパンはうめえな。」
 「そうだべさ。このパンはなんと、おらが村のおらが電気で、おらが工場でつくったパンだもの。」

 東日本大震災を契機に、再生可能エネルギーを利用した水力発電の重要性が注目されるようになり、2012(平成24)年、これまで佐久浅間農協が所有していた発電所佐久市が取得し運営することとなりました。発電された電力は、約4割を平尾山公園・平根小学校で使用しており、残りは電力会社に売電され、市の収入になっています。

期待通りの講演内容で、満足しました。

,午後、日が傾いてから野良回りに…。
休耕田・景観形成作物水田で、カキツバタ(杜若)」の株分けをしてきました。
畑では、トマトの茎を支柱に結わえました。

アメダス、最高気温は28.7度(15:41)、辛うじて「真夏日」は免れました。