秋晴れの「南相木村」へ…。

東京調布市で、震度5弱。(27.5.49)

早朝に目覚め、寝床でラシオに耳を傾けていると、突然に地震が…。
震度3かな? それとも2かな?
5:49、調布市震度5と発表されました。

予報通りの秋晴れ、研修日和です。
イカーに分乗させてもらって、目的地の南相木村へ…。
「滝見の湯」からは、マイクロバスに乗り換えて…。
十数年前に訪れた時は工事が始まったばかりで、大型の重機がダム湖になる部分を掘りとっていました。
今、完成したダムを目の前にして、その大きさには圧倒されました。

ガイド・リーフレットには、日本一!標高の高い場所にあるダム
南相木ダム・奥三川湖とあります。

南相木ダムは岩石や土砂を積み上げて造られたロックフィルダムです。
東京電力(株)の揚水式発電所である神流川発電所の上部調整池(奥三川湖)として建設され、平成17年に完成しました。
南相木川の最上流部に位置し、高さ136m、幅444mの大きさがあります。
標高は1,532mで、大規模なダムとしては日本一標高の高い場所にあります。
前回に見学した「神流川発電所」との関わりで、揚水式発電所についても、大いに興味があります。

別の案内チラシから、揚水発電のしくみ」について、一部を引用します。
揚水発電発電所をはさむ上と下の2つの調整池を利用し、昼間電気の需要が多いときは上部調整池から下部調整池に水を落として発電します。
また、電気の需要の少ない夜間に下部調整池から上部調整池へ水を汲み上げ、昼間の発電に使用するよう水を再利用する発電方式です。(以下略)
何と素晴らしいシステムでしょう。
同行・案内して下さった教育長さんのお話では、こうして、火力発電や原子力発電よりも、短時間で即、電力需要に対応できるのだそうです。
ダム湖の周囲をめぐると、まるで絵葉書のような景観でした。

ダム・堰堤に立つと、八ヶ岳など山々が望めました。

奥に左から、赤岳・横岳・硫黄岳・天狗岳が…。
手前左には、川上村の天狗岳が聳えています。何と、脚部を白い雲に包まれた高圧線鉄塔も見えます。
ダムの最下部に降り、見上げました。
脇には、ダム湖のオーバーフロー・「洪水吐」が…。
ジャンプの荻原選手が訪れた際、ジャンプ台のようだと表現したとか…。

お花畑の「ノコンギク(野紺菊)」に、イチモンジセセリ」蝶?が訪れていました。

バスの車窓に、「メハジキ(目弾き)」が飛び込みました。

生薬・「ヤクモソウ(益母草)」の名で、養命酒にも入っていますね。
「滝の湯」に戻って、昼食会と温泉浴…。
仲間が売店で求めた「ハシバミ(榛)」の実、つまり「ヘーゼルナッツ」ですよね。

ついでに、「ツノハシバミ(角榛)」について、自生が観られる場所などを話題にしました。
隣の仲間に、スマホで検索してもらいました。
秋晴れに恵まれて、楽しさの中にも、改めて地域を知る研修会になりました。
また、家族連れで訪れるつもりです。
佐久市アメダス、最低気温は15.8度(4:50)、最高気温は26.7度(12:10)でした。