「佐久の季節便り」、Fm放送で、「コマツナギ(駒繋)」を話しました。

どんより曇り空、辺りの草木がしっとりと濡れています。

昨夜遅くに、1.0ミリ(23時)の雨がありました。

アメダス、最低気温は21.7度(4:58)、今日も大気の状態が不安定の予報です。

昨夜、寝室で扇風機を働かせたのは、正解でした。

今日は、7月のFm放送・「草木は友だち」です。

岩村田城址に残る植物のシリーズ・コマツナギ(駒繋)」、新鮮な標本を採りに出かけました。

招魂社の社務所下に群生しているヤブカンゾウ(藪萱草)」、開花が見られました。

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若芽が食用になる山菜、いずれお話する植物です。

上の段に上がり、本日の主役・コマツナギ(駒繋)を観察しました。

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近寄って観ると、超ミニタイプの「ノボリフジ(昇り藤)」というところです。

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マメ科特有の蝶形の花が、「ハギ(萩)」の花のようで、可愛らしいです。

花期が長く9月頃まで、花は観られそうです。

タイトルは、「駒」を引き留める、「コマツナギ(駒繋)」

(1)マメ科小低木で、超ミニの「昇り藤)

◯名の由来は、根や茎が馬を繋げるほど丈夫だから…。

また、馬がこの葉を好み、立ち止まって動かなくなるから…。

岩村田城址の一画に、今も残って群生しています。

当時、厩舎や馬場の近くでは、きっと馬たちが喜んで食んでいたことでしょう。

明治3年建立「岩村田招魂社」わきに立ち、「歴史のロマン」を感じてはいかが…。

 

GD曲:「夏の思い出」日本女声合唱団 作詞:江間章子 作曲:中田喜直

(2)「コマツナギ」は、「ミヤマシジミ」の食草

『見つけよう 信州の昆虫たち』ー身近な自然の昆虫図鑑ー

チョウが好きな花、チョウが産卵する植物を殖やして保護しよう

蝶類の減少・絶滅の原因を探ると、大部分が草原性種の蝶です。

これらの蝶は、人間が草地を利用しながら維持してきたなかで、守られてきました。

しかし、草原が必要とされなくなると、次第に森林化し、蝶の生息地が奪われていったのです。

例:「オオルリシジミ」現在は野生ではほぼ全滅」原因は、食草の「クララ」の減少。」

東御市安曇野市で人工により回復する試みが行われています。

伊那市では、「コマツナギ」の植裁を積極的に進めています。

◯「ひろば・賢治ガーデン」には、「コマツナギ」「ナンテンハギ・フタバハギ」「クララ」などを標本的に植栽しています。

◯我が家の田んぼでは、景観と根張りの良さから、田んぼの土手に活用中…。

 

(3)季語・「駒繋」(晩夏) こまとめはぎ 金剛草 花言葉:希望を叶える

 金剛の駒繋草よぢのぼる (本多一杉・いっさん)

 駒つなぎ咲きゐて鮠(はや)も釣れゐたり (川島彷徨子)

◎「ひろば・賢治ガーデン」にお出かけください。

 

午後も蒸し暑く、「雷」注意報にも、雨は降りませんでした。

アメダス、最高気温は30.5度(12:20)、連続の「真夏日」でした。

熱中症」予防のハガキが届きました。

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夜になって、佐久地方に「大雨警報」が出ました。