パソコンで、DVDを視聴しました。

小正月の「まゆ玉」飾り。

西から、お天気は下り坂…、気象予報士が告げています。
降水量が、年末からほとんど降っていないので、お湿りが欲しいです。
廊下のガスヒーターは、4度を表示しています。
6時を回って、外に出ると、空には春のような薄雲がかかっています。
それでも、東の空には、「明けの明星・金星」と「木星」でしょうか、朧に光っています。
アメダス、最低気温は氷点下8.7度(5:34)、意外に低温です。
このブログは、昨日より新しいパソコンで書いています。

周辺機器・ディスクも使えるので、DVDを視聴してみました。
「におい・かおり環境協会賞」受賞記念植栽(佐久市民交流ひろば)、「宮沢賢治資料」1「ポランのひろば」劇中歌、2「宮澤賢治への旅」(抜粋)などです。
中澤裕先生編集・制作で、当時を彷彿させる、掛け替えのない記録です。
今日は、小正月ということで、先日作った「まゆ玉」を煮豆汁に入れていただきました。

今朝の新聞に、梅原猛さん死去 追悼 梅原猛さんが… 
哲学者、古代史研究 93歳
 古代史の通説に大胆な発想で切り込んだ、文化勲章受賞者で、読売新聞社調査研究本部客員研究員を務めた、哲学者の梅原猛氏が12日、肺炎のため死去した。(以下略)
手元に2冊の本があり、「宮澤賢治」作品に就いて評価する内容が書かれています。

『人類哲学序説』宮沢賢治の思想  一部を引用します。
 第一章からたびたび触れていますが、「草木国土悉皆成仏」という思想は、このような森の文化の思想です。この思想を素晴らしい文学によって表現した文学者、それを素晴らしい絵画によって表現した画家がいます。それは、宮沢賢治であり、伊藤若冲です。今回、あらためて賢治を読んでみましたが、やはり世界に例のない素晴らしい思想を持った文学であると思わざるを得ませんでした。(中略)
〜 賢治は、鉱物も植物、動物もすべてのものが利他の心を持っている、おなじ生きているものとして描きます。植物では柏、柳、銀杏。動物では蛙、ヨタカ、山猫や熊などを主人公として童話が書かれています。そこは流転の世界であり、弱肉強食の世界でありながら、生き物たちはいつも他者への思いやりの心を持っていて、いつも自らを他者に捧げようとしている。賢治の童話というのは、そういう童話です。(後略)
宮沢賢治童話の世界 賢治の宇宙』から、人間と動・植物が一体の世界観 を一部を引用します。
〜賢治の童話においてはしばしば猟師が登場する。賢治は盛岡高等農林学校(現・岩手大学農学部農芸化学科を出て土壌学を専攻し、「羅須地人協会」を設立し、貧しい農民のためいろいろな地質改良を工夫し、「農民芸術概論綱要」を書いたが、彼の童話のなかにはそんなに農民が登場しないのである。むしろ彼は農民より山民により親近感をもっていたように思われる。「なめとこ山の熊」の主人公は小十郎であるが、空は猟師である。小十郎は熊を捕って生活の糧としているが、ある日、熊が人間のように話をしているのを見て彼は熊狩りがいやになるのである。そして彼との約束を守ってその身体を提供した熊と同じように、小十郎もついにおのが身を熊に提供するのである。(以下略)
改めて、全体に目を通します。
本曇りになり、日差しはありませんでしたが、気温は上がり温かでした。
アメダス、最高気温は8.1度(14:03)でした。