暑くも寒くも泣い、清々しい朝です。
「立春」から数えて99日目、言えば「九十九夜」です。
昔から、「九十九夜の泣き霜…」と、「遅霜」の害が恐れられてきました。
しかし、この陽気が続くと、もう心配はありません。
アメダス、最低気温は7.4度(5:12)、日中の暑さは朔日よりは収まる予報です。
芽出しの遅い、「柿」も若葉になりました。
「四月十九日」、白いお月さまが、西空高く残っています。
「十九夜講」について、『佐久市志・民俗編』を紐解いてみました。
<十九夜さん>と親しみをこめて呼ばれる「十九夜念仏講」は、市域の各地にあった。お産の仏とされ、婦人だけの会合の場になっている。春は十九夜、秋は<お丸め>と呼ぶ(三河田)。集会は集落を西と東に分けてやる。宝蔵寺に大きな数珠があり、まわしながら念仏したが、いつの間にか東の講に数珠がいってしまった(下県)などと、区を分けて行ったところもある。(中略)昔は十九屋の月の昇るのを待って香をたき、<お丸>を供え念仏して祈願した。十九夜念仏を唱和して女の大厄の難産よけを祈願する、如意輪観世音に供えた団子を食べて救われようとする、そういうひたむきな姿が、江戸時代から百数年も続いている。〜江戸時代の村落には、婦人の会も老人の集まりもなかったと思われる。女人だけの十九夜講は、「とかく世間が狭くなりがちな女衆にとって春秋二回の開かれた窓であった。村入りした嫁たちを紹介し、仲間入りを歓迎する場でもあった。(以下略)
今日、火曜日は、UFVC(上の城環境ヴォランティアクラブ)の活動日です。
一気に伸びてきた「雪柳」・生け垣の剪定や、花壇の除草などです。
植栽する草木のネームプレートを用意しました。
佐久地方には珍しい樹木、「樗」と「無患子」は、岩村田d小学校の校地に植栽しました。
それぞれのルーツも、紹介しました。
「樗」は、韮崎・大村美術館の種子、「無患子」は、佐久市相浜の種子から…。
末永く育ってほしいと願いながら、植えました。
「ひろば・賢治ガーデン」へ、夕方に出かけました。
「やななし」の実は、やや大きくなって希望がもてました。
「ニュートンのリンゴの木」、咲き始めました。
こちらも、しっかり結実してほしいです。
アメダス、最高気温は23.4度(11:27)、なんとか凌げる暑さでした。
明日も好天気の予報です。