「佐久の季節便り」、「ひろばのカンナ」、青空に映えて…」

佐久の地は、今朝も「濃霧注意報」、「浅間山」は、うすぼんやりと見えるだけ…。

さしもの「草雲雀(くさひばり)」も、今朝は、鳴き声が途切れがちで、元気がありません。

アメダス、最低気温は7.2度(5:52)、「曇り、ときどき晴れ…」の予報です。

朝から、「ひろば・植栽ボランティア」の活動日、11月3日に開催予定のイベント・「マルシェ」に並べる売り物の準備作業です。

市販には殆どない、「アマランサス・葉鶏頭」、「大待宵草」、「銀盞花(ぎんせんか)」の種子を、小袋に詰めました。

あまりポピュラーな植物ではないので、この際、関心をもってほしいです。

一息入れるために外に出ると、いつの間にか雲は切れて、素晴らしい青空です。

この天気の変化、佐久市のお天気の特徴です。

高台で、「カンナ」の赤い花が、青空に映えています。

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和名は、「檀特(だんどく)」とか…、花に近寄って見ました。

広辞苑』には、〜夏から秋、葉間かた花茎を出し、鮮紅色の花弁様の雄しべを有する花を総状につける。漢名、曇華。

花言葉:情熱 尊敬

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カンナは須坂市の花、『信州 須坂 オープンガーデン』・冊子から引用します。

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 広島に原爆が投下された後、今後75年間は草木が生えないと言われていましたが、原爆の投下から約1か月後に、廃地に咲いた「カンナの花」の写真が広島平和記念資料館に展示されていました。この写真に感激した、東京都在住 創作浄瑠璃作家 橘 凛保(りほ)さんは、核廃絶、平和を願ってカンナの花の事実を伝える活動「カンナ・プロジェクトを2004年に発足されました。この写真を非営利任意団体「カンナ・プロジェクト」が譲り受け、2017年に6月に同団体から須坂市が寄贈を受け、メセナホールに展示しています。

 須坂市も協力しているカンナ・プロジェクトとは、カンナの花言葉である「堅実な未来」を子どもたち自らが創ることを目指し、平和を祈るだけでなく、小さなアクションを起こすことの大切さを「カンナの植栽リレー」という形で子どもたちと進めています。カンナの花を平和のシンボルとして、球根を植え、花を咲かせ、その株分けした球根をバトンに「平和のバトン」を繋いでいます。

 この活動を通じて子どもたちが原爆の歴史を知り、そこから「生きる勇気と希望」「命の尊さ・人間の尊さ」を感じ、カンナのバトンを繋ぎ「お互いがお互いに想いを馳(は)せあう」ことで平和を築こうとしています。

私の生まれは、上高井郡仁礼村・現須坂市です。

原爆投下の日、仁礼国民学校2年生、翌日の新聞・見出し「特殊爆弾」を見て、「これは一大事」と、子どもながらに覚えています。

大人は、その爆弾の正体を知らずに、「マッチ箱…」なんて言っていました。

子どもだって、信じられませんでした。

佐久市民交流ひろば」のカンナ球根が、以前に、須坂市に送られたことを聞きました。

「カンナ」は、「賢治ガーデン」でも、独自に、以前から植栽を続けています。

まさに、「カンナの植栽リレー」、これからもずっと、「カンナの植栽」を続けていきます。

 

予報通り、夕方には雨が降り始めました。

アメダス、最高気温は14.9度(10.43)、日照があっても気温は上がらず、寒い一日でした。

雨量は1ミリ、18時と19時に、各0.5ミリでした。

明日は、「西高東低・冬型の気圧配置」で、長野県東部の佐久地域は、オールウェザー・変わりやすいお天気になりそうです。

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