旧暦、師走二十一日。夜半から寒風が吹きすさびました。

yatsugatake2005-01-30

二十日のお月様は、私には特別の意味があります。それは、『モチモチの木』に登場すること。それから、宮澤賢治の作品にもしばしば登場するお月様だからです。
月の出の時刻は夜9時以降と遅くなるので、見る機会も少なくなります。それだけに、二十日の月の姿に接した時は、特別な感じがするのです。小学校3年の理科月の学習で、教え子が「夜、途中で起きた時に見たら、お化けのようなお月様が出ていました。」と、見慣れない月の形や様子を表現したことがありました。そんなことも昨日のように思い出されます。
昨夜の11時、就寝時には天気予報のとおり、あいにくの曇り空でした。雲を透かして、おぼろに見えた瞬間、また厚い雲に覆われてしまいました。
夜半から、寒風が吹きすさびました。
就寝中に何度か目が覚め、雪降りを心配して6時前に恐る恐る外を見ると、なんと雪はおろか、雲もありません。強風に吹き飛ばされてしまったようです。
明け切らない夜の「お月様」を眺め、急ぎ写真に収めました。
9時過ぎに、西の空に朝の「お月様」を眺めようと目を凝らしました。
残念ながら、次から次に湧き上がる白雲のために、認められませんでした。
室内に取り込んで窓際に置いた「レンギョウ」が咲き始めました。春の黄色い花が辺りを明るくしていました。