旧暦、師走二十九日。雲の多い一日、天気が下り坂のようです。

yatsugatake2005-02-07

未明の、昨日より細くなったお月様を見ようと、昨日より早く5時起きしました。
窓の霜を、手の平で融かして外を見ると、残念ながら厚い雲が棚引いています。
お月様は見えませんが、意外にも空高くに見慣れた星の連なりが目に入りました。なんとそれは、さそり座の上半分、つまり蠍の鋏と心臓の星々でした。
偶然に、厳寒の冬の朝に真夏の宵の星を見たのは、実は確かな「星のめぐり」です。
思いがけない、偶然のありがたい体験でした。
朝、わずかに日が差すと、庭先のサンシュユの枝の周りに、赤茶色のひらひらが、光を透かして見えました。これも意外な美しさでした。