風も弱く穏やかな春の日でした。

yatsugatake2006-03-09

この春、初の野良仕事をしました。
例年よりも早いわけは、お勤めがなくなって時間の余裕ができたこと。
それと、近くにお住まいの歯医者さん(ホームドクター)が、毎朝、張り切って「菜・樹園(ブログ公開)」の世話をされていることに、大いに刺激されてのことです。


一番気がかりだったのは、畑(転作田んぼ)に秋から置きっ放しのままの枯れた茎・葉の片付け、つまり焼却作業です。
トウモロコシ、ナス、トマト、シソ、ウド、ヒマワリ…など、畑全体に広がっています。特に、ヒマワリは丸太のように太く、しかも土が根にからみついているから大変です。
かき集めると、見上げるほどの大きな山になりました。「実」が生るには、こんなにも大量の茎・葉が働いてくれたんだなーと、感心もしました。
ありがたいことに、風が弱く絶好の焼却作業日和です。
点火すると、乾いた茎はよく燃えましたが、やっぱり土の着いた根っこには難渋しました。
炎や煙を見ながら火いじりをしていると、無心の境地です。なぜか、気持ちが和みます。野良仕事の至福の時間です。
途中、一陣の風が吹いて、「つむじ風」が通り過ぎました。小規模の竜巻(トルネード)です。どんなからくりによって発生するのか、不思議な現象です。
始めてから3時間もたちました。1時を回って、腹もすいたなー。すると、お出かけする妻から携帯メールが入りました。急いで、火の後始末をしました。
一仕事を終えて成就感がありましたが、疲れました。冬中の運動不足で、体がずいぶんなまってしまったようです。


今夜、如月十日のお月様は、薄い雲に朧に霞んで見えました。