氷点下4.5度の冷え込みも、午後1時には11.9度まで上がりまし

yatsugatake2006-03-08

春眠暁を覚えず。「不覚暁、処処聞啼鳥…」。
孟浩然の詩の通りの季節になりました。
野鳥の鳴き声で目が覚めました。カワラヒワの「キリキリリリー…」が、窓越しに飛び込んできます。
少し遠くで、キジバトが「デデッポッポー…」と、のどかに啼いています。


午前中、本年度まとめの「賢治を読む会」が図書館でありました。
「楢ノ木大学士の野宿、第三夜」を輪読しました。堆積岩の頁岩層、雷竜(ブロントサウルス)が夢の中に現れて、読者をたちまち中生代白亜紀に誘います。なお、商売とは無関係の大学士の誇り、修羅状態に陥った賢治自身のモチーフなどにも、読みが深められました。


ムクドリ③ 「住宅事情は厳しい」
今日も、餌取りにやってきました。一旦木に止まってから、ゆっくりと地面に降ります。そして、オレンジ色の太めの足でよたよたと歩いて、餌台の熟柿に近づきます。台に乗ると、強引に嘴で啄ばみました。
画像のように、警戒してその場では飲み込まずに、さっと後ろ向きになって飛び去りました。嘴のオレンジ色と熟柿の中身のオレンジ色が偶然にもそっくりでした。
山岸哲:『聴いて楽しむ野鳥100選』、竹下信雄:『まち中のバードウォッチング』によると、さえずりは、地鳴きと区別がつかない。春、オスが小声で「チーチュルチュル…」と鳴くそうです。聴いてみたいです。
どうやら、百舌(もず)の地方名は、秋のかしましい鳴き声によるようです。
マイホームをもてないペアは、同種の巣へ卵を産みこむことがあり、これは種内託卵と呼ばれる。興味深いけれど、野鳥の世界も世知辛いようです。


九日のお月様が、夕方から空高くに輝きました。