朝、うす曇。午後、本曇り。夜、雨になりました。

yatsugatake2006-03-16

草木の芽が、目に見えて膨らんできました。
霜よけのビニールハウスの中で、イチゴ(苺)の花が咲きました。昨シーズン、プランターで観賞用に育てていたものです。バラ科の白いかわいい五弁の花が、春を実感させてくれました。
「いちご」の語源は、はっきりしていないそうです。『日本書紀』に、「いちびこ(伊致寐姑)」とあり、平安時代になって「いちご」が現れる。と、ネットにありました。
栽培種のイチゴはオランダイチゴ。英語で、Strawberryです。名の由来は、栽培や扱う際に「藁」を用いたからだそうです。天保年間に、オランダ人によってもたらされました。
枕草子』に出てくる「覆盆子(ふくぼんし)」は、古くからある野生のキイチゴだそうです。
ところで、漢字で「苺・莓」と書くわけを、以前から知りたいと思っていました。
この漢字「苺」は会意兼形声文字。草冠、艸=植物、母=どんどん子株を生み出す と、ありました。
食用部分の「果実」ではなく、「ランナー(走出枝)」の意味なのかと、納得しました。
なお、ランナーを栽培用に植える場合、親株から、2番芽・3番芽が適すとあり、植物の世界でも、「子は、親に付かず離れずがいい。」が言えるようで、面白いと思いました。
身近な「イチゴ」、興味深いことがまだまだありそうです。


9時半、雨が音を立てて本降りになりました。ありがたい「木の芽起こし」の雨になりそうです。