花冷えの朝、氷点下5.2度。日中は穏やかな春の日でした。

yatsugatake2006-03-25

4:30に掛けておいた目覚まし時計が鳴りました。
起きると、ガラス窓越しに月明かりが…。
結露が凍りついたガラスを手のひらで暖めて見ると、お月様が昇っています。
山の端に近く大気のためにやや赤みがかり、ヤマブキ色といったところです。
船形は、やや斜めに立っていますが、なんとも神々しい眺めです。昔の人たちの信仰心が分かろうというものです。
写真に収めていると、東(左)にひときわ明るい星が…。
金星、明けの明星のようです。
『星空ガイド』には、25日が西方最大離角、つまり太陽から一番西に隔たる日です。光度は、マイナス4.4等のすごさです。
目を西(右)にずらすと、何と見慣れた星の並びが…。久しぶりに見るさそり座です。雄雄しく立ち上がっています。尾の先が浸る天の川は、月明かりのために見えません。
一眠りして起きると、もはや星は見えず、お月様は白く変わっていました。
「早起きは三文の徳」、たまにはいいことです。


それから、花巻に向けて出発しました。
宮沢賢治国際研究大会プレ企画第2弾 春季セミナーに参加するためです。
テーマは、「極東ビヂテリアン大祭〜宮沢賢治と温泉〜」という異色の内容です。
会場は、作品舞台の花巻温泉。関心が一層高まります。
作品の菜食に関わって、雑穀からみた食についてのシンポジウムあり、雑食メニューの交流夕食会…。
懐かしい面々と談笑しながら、楽しく有意義なつどいとなりました。