可愛い青い花、水田雑草、「コナギ」。

yatsugatake2006-08-29

朝は肌寒いほどで、気温16.5度が、午後には、30.0度。風も弱く蒸し暑い「真夏日」になってしまいました。
田んぼへ行くと、稲穂が垂れ始めています。防雀網が張られ、ときどき雀脅かしが鳴っています。今日、稲の作柄、長野県は「平年並み」と発表されました。このまま順調に、収穫できることを願っています。
減反で稲が植えてない田んぼには、水田雑草が花盛りです。オモダカ(沢瀉・面高)、白色3弁の花、鏃形の葉。ミズオオバコ、淡紅色の内花被3枚、オオバコに似るが薄質で波立つ葉。
画像は、「コナギ(小水葱)」です。
薄紫色の可愛い花、家の水鉢で咲いたものです。コナギはやっかいな雑草、除草剤にも負けずに生きています。でも、この可愛い花を枯らしたくありません。万葉の時代、食用のために植えられたそうです。「葱」の字が物語っています。東南アジアでは、今でも食用として売られているそうです。
万葉集』に4首、詠まれています。
上毛野 伊香保の沼に 植ゑし子水葱 かく恋ひむとや 種求めけむ