山火事の痕に、パイオニアプランツ(先駆け)のヤナギランが…。

yatsugatake2006-09-11

イエローストーン国立公園」、は、1872年、世界初の国立公園として誕生しました。
広い公園の西側に位置する「ウェストイエローストーン」にたどり着きました。
日本で想像する国立公園とは規模がまるで違います。人の手はまるで入っていないまさに大自然そのものです。
画像は、日本でもお馴染みの「ヤナギラン」です。厳密に言えば、葉の裏に毛が無いので別種なのですが…。焼け焦げた倒木の間に、健気に花を咲かせていることに注目してください。ヤナギランのような植物が、森の再生の先駆けになっているのです。
山火事は大自然においては、当然の営みです。イエローストーン公園で、1888年に大火事が自然発生しました。しかし、自然に任せて消火作業しません。公園の三分の一を焼き尽くすことになりました。
多くの人が壊滅的な打撃を憂慮しましたが、今では、針葉樹の若木もすくすくと育ち、動物も殖えています。
山火事の痕が残る山を背景に、大平原を、エルクだろうか?大型の鹿の群れが見えます。