氷点下5.6度、厳しい冷え込み。午後は曇り、雨になりました。

yatsugatake2006-12-13

朝は、冷え込みが厳しく、冬らしい天気で明けました。
今日は「賢治を読む会」の12月例会です。例年のように1年のまとめの読書会・昼食会を行いました。いつものように、和気藹々の楽しい会になりました。
読んだ童話作品は、「紫紺染について」と「毒もみのすきな署長さん」。前者は、紫紺染の再興を願い、西根山に住む山男を招いて製法を聞き出そうとする町の人たち…。表向きだけ、西洋化を装う者たちと、前近代的な山男のやりとりが対照的でおかしく、寓意に満ちたものでした。輪読中、皆から自然な笑い声が聞かれました。
読み終わってから、山男が食べた、りんごの「かまど」とは何か?率直な疑問が出され、話題になりました。文脈からは、りんごの「芯」であることは明らかです。
家に戻ってから早速、『宮澤賢治語彙辞典(原子朗)』を開くと、しっかり記載されていました。
果物の芯のこと。〜竈は煮炊きをする場所の意に発し、くらしやものごとの中心の意でもある。果物の中心(芯)をそう呼ぶところは全国的に多く、ことに岐阜、長野をはじめ、東北地方一帯ではそう言った。
ネットにも、1件出ていました。長野県人なのに、自分に使った記憶がないのが、意外でした。
画像は、会場の玄関に飾ってあったお花です。アルストロメリアカサブランカユリ、ノイバラ(実)などです。アルストロメリアやユリなど、この時期どのような流通経路で手に入るのか?ちょっぴり疑問がわきました。