「サラシナショウマ(晒菜升麻)」の花の季節です。


空高く、朝の「白いお月様」を久しぶりに見ました。
「九月二十二日のお月様」の残月です。(7:30)
画面左下の暗赤色は、「ベニシダレ」の紅葉です。

11月、まだ霜が来ませんが、確実に秋が深まっています。
我が家の庭で、開花時期が一番遅い花、「サラシナショウマ晒菜升麻)」が咲いていました。
ブリタニカには、7〜8月に開花する…。と、あります。佐久地方がいかにも寒冷地であると言えます。
茎頂に長さ20センチもの花穂を出し、多数の白色小花を密につける。この記述のとおり、花の少ないこの時期、晩秋から初冬を彩る野の花の代表です。
今朝うすら寒いお天気に、この花に1匹の蜂が蜜を求めて訪れていました。働き者の花にも虫にも、感心してしまいます。


個々の花には短柄があり、花弁は白い線形で早く散るが、多数ある雄しべが白い糸状に残って瓶洗いのブラシのように見える。
記述どおり、興味深い花です。
また、若葉を食用。根茎は肥大し、乾かしたものは生薬の「升麻」で、解毒・解熱剤。
「野菜升麻」は、食用になる意味ですが、まだ、食べてみたことはありません。
キンポウゲ科の植物というだけで、敬遠してしまいます。