４月のＦｍ放送日です。春を告げる「コブシ（拳）」の花についてお話しました。
画像は、持参した標本です。「コブシ」の花のほかに、前回にお話した「ニリンソウ（二輪草）」と「アネモネ」です。
今の花の様子はどうか…、ショッピングモール駐車場の植え込みで観察しました。
花と蕾、それに黄緑色の葉も出始めて、「コブシ」は、ちょうど見頃でした。
青い空だと、花の白が映えるんですが…。でも、曇り空も柔らかい感じでいいものです。
放送は、次の内容・項目でお話しました。
（１）「コブシ」の花は、農作業の目安 気象に敏感なバロメーター
（２）「コブシ」は、モクレン科モクレン（マグノリア）属
学名：Magnoria praecocissima (kobus)
（３）宮沢賢治の作品には、「マグノリア」、「ひきざくら」の名で登場
（４）蕾の先が北を向く、方向指示植物 「磁石の木」（コンパスプラント）
（５）生薬名：辛夷（しんい） 薬効は、芳香消炎、頭痛、鼻づまり
薬用酒 果実酒 花茶
（６）近縁種、「シデ（幣・四手）コブシ」「ヒメ（姫）コブシ」「ベニバナ（紅花コブシ」
帰りぎわにＪＲ小海線高架の下を歩いていたら、咲き始めた「ソメイヨシノ」の木に、「天狗巣病」が発生していました。
罹患した枝は、天狗の巣？密生した枝には、花が数えるほどしか…。
原因は分かりませんが、降り出した小雨にぬれて、気の毒に感じました。
