「立冬」の入り、穏やかな「小春日和」でした。の

「キチジョウソウ(吉祥草)」の花。(

今日は、「立冬」の入り…。暦の上では、早くも「冬」というわけですが「濃霧注意報」の暖かい朝です。
予報では、日中は暖かくなると報じています。
冬支度で、庭先を整理していて気づきました。
画像、「キチジョウソウ(吉祥草)」の花です。枯れ枝や枯れ草などに覆われていたのでした。

縁起のいい名前、その由来は、花が咲くことが少なく家に吉事があると咲く…、からとか…。
花には、両性花と雄花とがあります。
画像の開いた花は、よく観ると雌しべの柱頭が確認できます。つまり、両性花です。今後、雄花の存在も確かめていきます。
やはり、日中は穏やかなお天気、「小春日和」になりました。
引き出しを整理していたら、新聞の切り抜き「倉嶋厚の季節アルバム」が出てきました。14.11.15の「小春日和」から、一部を引用します。
「秋から冬になる頃の小春日和は、この地方での最も忘れ難い、最も心地のよい時の一つである。(中略)…(中略、夕方が近づき家に帰ろうとすると)…斜めに射して来た日光は黄を帯びて、何となく遠近(おちこち)の眺望(ながめ)が改まった。岡の向うの方には数十羽の雀が飛び集ったかと思ふと、やがてまたパッと散り隠れた。」これは島崎藤村千曲川のスケッチ」(一九一二年)の一節で、明治の末ごろの小諸の町の裏の晩秋の田園風景が描かれている。(以下略)

今日の佐久地方は「小春日和」、まったくこのような感じでした。
笊の中で、六つ割にした干し柿が、西日を受けています。

今日は「十月二日」、細いお月さまを期待していました。
しかし、薄暗くなった時には、月が入ってしまいました。月の入り時刻、17:14(長野)
先月、九月は二十九日が晦日だったので、月の入り時刻が早いのです。