天気予報は、今日も、空気が乾いて清々しいお天気になると告げました。
そろそろ、カッコウの初鳴きが聞かれるかな…。ここ数日、期待していました。
今朝、少し離れていましたが、「カッコウの初鳴き」を確認できました。
画像、今が盛りの「ボタン(牡丹)」です。
木下利玄の短歌を思い出します。
「牡丹花は先き定まりて静かなり花の占めたる位置の確かさ。」
5月のFm放送日、佐久平駅に出かけました。Jr小海線高架下に、ナナカマドが白い花を咲かせていました。駅前はすっかり夏の佇まいです。
風に靡く花房、『フジ(藤)」
(1)フジ(藤)、つる性落葉樹。 吹き散り=吹き流し
(2)日本に自生するフジは2種。
◯ ノダフジ(野田藤) (長野県内のフジ)
古くから観賞用に栽培
蔓は、伸張方向に向って左巻き。
正面から見ると、左肩上がり。
◯ ヤマフジ 関西から九州にかけて自生。
蔓は、伸張方向に向って右巻き。
正面から見ると、右肩上がり。
(3)平安時代の貴族、藤原氏の色。
「春日ふじ」が高貴で上品な色。
「緑のそよ風」(ダ・カーポ)
(4)万葉集や枕の草子に登場。
28首。「藤波・浪」の名で詠まれる。
藤波の花は盛りになりにけり
平城の京を 思ほすや君 (大伴四綱)
42段:あてなる(上品な)もの…
88段:めでたきもの(素晴らしい)…
(5)季語 (春四月)
草臥れて宿借るころや藤の花 (芭蕉)
『花の季節ノート』(倉嶋厚)
「二季の花」 別名、「二季草)
5月は、晩春と初夏のはざま
咲く花は、春と夏とを結ぶ花
ゆく春の後ろを見せるフジの花 (一茶)
藤つつじ思えば夏のはじめかな (定雅)
(6)多彩な効用
文学作品、歌舞伎や舞踊、絵画
美術工芸品などの題材になる。
強靭な蔓で縛る 御柱の曳き綱
種子は炒って食用や薬用。
カッコウが鳴いたので、これで、遅霜ともお別れになるだろう。
トマト、ナス、キュウリ、ピーマン、オクラ、モロヘイヤなど、野菜苗を定植しました。それと、五寸人参の種子を播きました。