佐久地方は、「お墓参り」でした。

秋の風情、「キキョウ(桔梗)」の花。

早朝に寝床で寒さを感じ、妻にその場で厚手の毛布を所望しました。(夕刊、佐久市の6時の気温は19.0度)真夏のこの寒さは異常です。軽井沢では、昨日の最低気温が17度、最高気温が19度だったそうで、驚きです。
画像は、「キキョウ(桔梗)」の花、早くも秋の風情です。
8月1日。佐久地方では、昔から「お墓参り」の日として定着しています。
それは、寛保二年(1742)の旧暦八月一日、台風が襲い千曲川の大洪水によって、流域で2800人もの人が亡くなったことに由来しています。その大洪水は、「戌(いぬ)の満水」の名で、今に言い伝えられています。

「お墓参り」は、犠牲になった人々の追悼の意味が込められて行われているのです。
お墓に供える「盆花」を採りに、野良回りを兼ねて休耕田へ、妻を誘って出かけました。
ミソハギ(禊萩)、クサキョウチクトウ(草夾竹桃)=花魁草、オミナエジ(女郎花)、ヤマハギ(山萩)、ヒメガマ(姫蒲が揃いました。

野良回りでは、黄色い可愛い花の「ツルナ」が、真夏の到来を実感させました。「ツルナ」は、「ハマジシャ」、「軽井沢菜」の名で食用になります。まだ食べられる?と、妻…。もう、強(こわ)くて無理でしょう。

ゴボウ(牛蒡)」の花は、意外な観賞価値があります。