「リギダ松」の新芽も伸びて…。

新芽を伸ばした「実生のリギダ松」。(2

昨夜の夕立、アメダス雨量は、20時に3ミリ、21時に0.5ミリのトータル3.5ミリでした。
連日の降水のおかげで、「ひろば」の水やりも助かります。
朝、テレビの気象予報士は、「今日は梅雨らしい一日」と告げました。
やっぱり、昨夜の残月は曇り空に溶け込んでしまって見えません。
足元の鉢・「実生のリギダ松」が新芽を伸ばして元気です。
3年前に「実生苗」をいただいて、鉢で育てています。

「リギダマツ(松)」のルーツについて、確かな情報を先日いただきました。
以前、家の裏の「リギダ松」のルーツを、前御代田町教育長・高山先生にお尋ねしました。
今回の回答は2度目です。その文面を引用します。
リギダ松について
御代田町馬瀬口出身、水戸市在住。農学博士 古越隆信氏のお話によると、
昭和の初期(6〜8年頃)農林省が種子を輸入し、日本各地の苗畑で育苗をしたとのこと。
塩野に農林省の苗畑があったので、ここで育てたものを主に公共施設に配布したようです。
「リギダ松」は用材としては不向きなものなので、広まらなかったとのことです。
樹種的には、リギダ松と「松」がついているが、他の種に近いものだそうです。
(ヒマラヤ杉と言ったか、他の名前を言ったか、メモをしてなかったので曖昧ですが…)
このリギダ松は、山梨県茨城県など、当時苗畑のあった県には、現在もあるそうです。
先日、古越博士と会った時教えていただきました。
以上の情報は、まさに「目から鱗…」。納得のいく情報です。
子どもの頃、家の裏には「北佐久教育会館」があり、庭には樹木の植栽がありました。
樹木は、その新築を祝い各小・中学校から記念木として提供されたものです。
子どもの頃には、提供した学校名の名札が取り付けられていました。
家の裏の「リギダ松」も、そのうちの1本に違いありません。


残念ながら、どの学校から提供されたかは定かではありません。
客観的にも、塩野の苗畑が通学区である「現、御代田町の小沼小学校(廃校⇒現、御代田北小学校)」だと考えられます。
それは、当時の学校に、そのような松が植えられていた…。と、ご年配の方が記憶していること。
また、塩野地区にある古刹・「真楽寺」には、「リギダ松」の大木が現存していること。
御代田町誌・自然篇』に、「リギダ松は、御代田町塩野の真楽寺、岩村田保育園庭(前、北佐久教育会館の庭)、野沢小学校庭(移転の際に枯れた)に植栽がある。」、と、花里弘先生が執筆しています。
この佐久地域には、小諸市の小山敬三美術館の裏にも現存しており、その実生も見られるそうです。
我が家の鉢植えの「リギダ松」は、その実生苗です。
調査すれば、佐久地域にも更に「リギダ松」が見つかるはずです。
お気づきのことがありましたら、お知らせください。情報をお待ちしております。
今日のアメダス、最低気温は16.0度(4:20)、最高気温は23.9度(13時)でした。