冷たい雨、夕方には雪景色に…。

ほころび始めた「サンシュユ(山茱萸)

気象予報士の言葉通り、朝から小雨が降り始めました。
今日は、気温は下がり続けるので、着衣には留意するようにとのことです。
昨日の「草木が雨を欲しがっている」を聞き届けたような、「木の芽起こし」の雨になりました。
サンシュユ(山茱萸)」の冬芽がほころび、中から黄色の花が覗いています。

午前10時から「賢治を読む会・3月例会」です。
「あの日から5年」3.11を前に、参加者全員で復興支援ソング・「花は咲く」を斉唱しました。
「奇跡の一本松」の風鈴は、色あせ始めています。
復興支援活動の「見守り観音堂」建立は、佐久市の蕃松院住職が中心で進められていることについても、資料をもとに話題にしました。

あの大震災を絶対に風化してはならないと、皆で、確認し合いました。
また、大震災以後、脚光を浴びている、宮沢賢治:「雨ニモマケズ」の意味することについて、宮沢賢治の弟の孫にあたる、宮澤和樹氏(林風舎代表取締役による文章を紹介しました。
February2016『潮』「今も生き続ける 宮沢賢治の心」
宮沢賢治記念館通信』「祖父と賢治さん」
共通している論調は、「雨ニモマケズ」は作品として発表するつもりで書かれたものではなく、亡くなる2年前、身体が弱っている自分自身に向けて書き記したものだということです。〜だから、被災者のために何かできないかと行動を起こした人々が、自分自身を鼓舞するために、「雨ニモマケズ」を読んでくださったのだと思います。
また、信濃毎日新聞に 俳人・照井翠さん寄稿文 切に待たれる『行って』の精神
どれも、「大震災を風化してはならない…」という主張です。
これからも、賢治精神を肝に銘じていかなければなりません。
テキストは、「毒蛾」を読みました。
天沢退二郎の解説に、「地方生活情景」の一ともいうべき掌篇であるが、毒蛾大発生という一異常事態によるパニック主題をユーモラスに処理したものということができる…。(以下略)
ついでに、昨年、大発生した「マイマイガ」、生態と防除について長野市)を紹介しました。
10年周期で、2〜3年は続くそうなので、本年も、注意が必要です。
朝から降り続いている氷雨は、3時過ぎころからに変わりました。
天気予報どおりですが、まだ3月ですから、雪降は当然と言えば当然のこと…。
咲き始めた草木の花も、雪の帽子を被りました。

昨日とは、様変わりの「春花壇」です。

夜になっても雪は降り続き、気温も氷点下に下がりました。
念のために、水道の不凍栓を閉めました。
アメダス、朝の最低気温は2.8度(7:10)、日付が替わった時点の7.1度(0:10)から下がり続けています。
21時までの雪は、降水量が17ミリのまとまった量になりました。
明日の朝は、雪かきでしょうか。