早くも、「新春・正月二十日」。

「正月二十日」のお月さま。(29.2.16)(

春風強まり、雨降ると、冬戻る」、ラジオ・気象予報士の「お天気一口メモ」です。
今日の荒れ模様、的確な表現と思われます。
アメダス、最低気温は氷点下3.3度(2:20)、午後はお天気が崩れる予報です。
昨夜の就寝はちょうど日付が替わる時、東の空、アパートの屋根の上に、「正月二十日」のお月さまが昇っていました。(23:54)
明日の暦によると、月の出時刻は22:38(長野)です。

朝、意外にも空は晴れて、昨夜のお月さまが、西空高く残っています。(7:27)


朝食のデザートは、我が家産・「キウイフルーツが食卓に…。

暗殺、殺害、嫌なニュースに辟易…、一服の清涼剤でした。
佐久市立図書館から、留守電が入っていました。
リクエストした本、絵本『クジラにあいたいときはと』雨ニモマケズが、用意できたということで借りてきました。
リクエストしたわけは、前者絵本は、落合恵子の絵本の時間で紹介され、全館の所蔵が無かったためです。
 そして後者は、東日本大震災・賢治の詩に関わるものだったからです。

タイトル『雨ニモマケズ』について、「日本語版へのまえがき」から一部を引用します。
 この本のタイトルに選んだ語は、有名な俳優、渡辺謙を通して知った。渡辺謙は東北の震災の生存者を励ますために、宮沢賢治のよく知られた詩「雨ニモマケズ」の朗読をビデオに撮り、広く発信した。マクニールは、最初日本語と格闘しながら読み、後には友人であり、同じ仕事をしているロジャー・プルバースが訳した「Strong in the Rain」という訳で、宮沢賢治の作品を読み始めた。宮沢賢治がなぜ東北の震災の桂冠詩人という栄誉を得たのかはすぐに理解できた。岩手の人ではあるが、自然を愛した科学者であり、その自然が原発事故で破壊されてしまったからだ。百年前に宮沢は、人間は生きていくには自然と共生する必要があることを見抜いていた。それは今日さらに強い確信になっている。
 彼の洞察力や精神性には安らぎがあった。桜井市長が宮沢賢治を愛読する理由の一つでもある「世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない」これが宮沢の有名な言葉である。
 3・11以来、日本人はストイックで、均質的で、一億人が結束しているという考えの中に、私たちはナショナリズム排他主義の要素を見る。しかし、引用される目的が何であれ、宮沢の詩は、非常に大きな重圧のもとにいる普通の人々の回復力について今も真実を含んでいる。(ルーシー・バーミンガム記)
副題:『外国人が伝えた東日本大震災の本を、賢治を読む会の皆さん始め、多くの皆さんに読んでいただくようお勧めします。
 ロジャー・パルバース『英語で読み解く 賢治の世界』から STRONG IN THE RAIN 最初の一節を引用します。
Strong in the rain
Strong in the wind
Strong against the summer heat and snow
He is healthy and robust
Free from all desire
He never loses his generous spirit
Nor the quiet smile on his lips

今日は、関東、北陸などに春一番が吹きました。
広辞苑』によれば、立春後、はじめて吹く南寄りの風。はるいち。
天気予報では、立春から春分までの間に広い範囲ではじめて吹く、暖かく強い南寄りに風をいう。
海難事故や融雪洪水などの怖さもありますが、春近しを思わせて嬉しさもありますね。
佐久市アメダス、最高気温は13.5度(14:30)、異常な高温でした。
温度変化と乾燥、体調管理と火災予防に気をつけないと…。