「カタクリ(片栗)」の葉・花が、雨に濡れて。

やや遅れて見頃を迎えた「シナレンギョ

昨朝は、放射冷却による氷点下4.5度の冷え込み…。
今朝は、アメダス3.6度(5:30)、とウソのよう…。
春のお天気は、目まぐるしく変わります。
今、まさに百花繚乱、塀際に、別種・「シナレンギョウ(連翹)」が、遅れて見頃になりました。
黄色の花が、車の安全通行に一役買っています。
タツタソウ(竜田草)」は、独特な目の覚める色合いです。

今日は、「賢治を読む会」・新年度4月例会日です。
紹介する植物標本として、「クロモジ(黒文字)」と「シデコブシ(四手・垂辛夷を持参しました。

クロモジは、「税務署長の冒険」の最後のシーン、シデコブシは、霜害に遭ったことを話しました。
参加者が、「赤花ミツマタ(三椏)」を持参しました。
挿し穂をいただいて、「賢治ガーデン」の「黄花ミツマタ(三椏)」と並べて植栽したいです。
昨年に紹介した赤田秀子さんの文、群馬県富岡・南蛇井駅の線路に「オキナグサ(翁草)」が群生…。
別の参加者が、今年に現地を訪れて、攝った写真を持参、様子を話してくれました。
「うずのしゅげ」を観に、ぜひ訪れたいです。
「賢治ガーデン」、今の「オキナグサ(翁草)の様子です。

「弥生・七日」、二十四節気清明」、次候:鴻雁北
季節の草花「菜の花」として、読売新聞コラムの「英語歳時記」coleseed blosoms を紹介しました。

Coleseed blossoms are the flowers of the coleplant.
They bloom with bright yellow flowers.
They are used as an ingredient in things like ohitashi or tempura.
同じく、読売新聞 地名の知 花 巻 賢治愛した悠久の北上川
〜花巻という地名の起源には諸説がある。その一つがアイヌ語説だ。
北海道だけでなく北東北にも、豊な自然を素朴に表現したアイヌ語に由来するとされる地名は少なくない。
アイヌ語で「川下の平地」を意味する「パナマッケ」がなまって「パナマキ」となり、やがて国語流に「ハナマキ」に変化したとしている。〜
テキスト、「谷」を輪読しました。
天沢退二郎(本書・解説)、池川敬司(賢治童話全作品を読む)
参考に、読みを深めました。
〜単なる「村童」の活写ではない。
この楢渡の谷の急斜面は、冒頭で予告されているにもかかわらず、少年が理助にむりやりのぞかされたとき、そして翌年友達と二人で、変わらぬ怖さを体験するこの谷は、「種山ヶ原」や「風の又三郎」で道に迷った少年が霧の中で出くわすあのまるで底なしの谷と同じものであり、子どもにとっての〈世界〉のへりがもっているあの何ともいえぬこわさの象徴と考えられる。
会が終わった後、関心のある人達で、駒場公園の樹木の様子を観ました。
「カツラ(桂)」の芽生えが始まり、「雄花」が確認できました。残念、「雌花」は不明…。
「ハルニレ(春楡)」の花は、すでに散り、結実が始まっていました。

お昼ごろから、南風が強く吹き始めました。
雨にならないうちにと、志賀地区の「クリーンユーキ」工場へ軽トラを走らせました。
積載量350kg満杯で、そろりそろりと家に戻りました。
道中、標高に合わせて、「桜・ソメイヨシノ」の開花、蕾…が楽しめました。
雨は、夕方からポツポツ降り始めました。
明日の朝までに、数ミリをと、期待しています。
日中、開いて風に揺れていた「カタクリ・片栗」の花、夜には雨に濡れて萎んでいました。(20:45)

アメダス、最高気温は18.5度(12:30)でした。