雨上がり、「賢治を読む会・4月例会」

雨でしっとり濡れる、「癌腫プリムラ」

雨上がり、濃霧注意報が出ていますが、しっとりした清々しい朝です。
アメダス、最低気温は3.7度(5:10)、草木は、雨でしっとり濡れています。
春花壇の花々が、朝日を浴びて輝いています。

井戸端では、今年も健気にエンレイソウ(延齢草)」が一輪、花開きました。

今朝の残月は、曇り空で見逃しましたが、昨夜は、「三月十五日」の満月、(月齢14.0、望/15:08)でした。
就寝前の22:40、薄雲を透かして、天頂近くに観ることができました。

画像を観ると、ほんのわずかに右上が欠け始めているように見えます。
「賢治を読む会」4月例会は、新年度第一回です。
新しい事務長に挨拶するために、早めに出かけました。
暦の話で、二十四節気清明」、七十二候・次候「鴻雁北(こうがんかえる)。
『月と季節の暦』(制作:志賀勝)から、月の瞑想、「世阿弥」を紹介しました。
植物標本の紹介で、クリスマスローズ」、「ハハコグサ(母子草)・ゴギョウ(御形)」、「ホトケノザ(仏の座)」
クリスマスローズは、本日、テキストで読む「おきなぐさ」、同じキンポウゲ科に合わせたものです。
ハハコグサ」は、キク科ウスユキソウの仲間、上から観ると面白いです。

ホトケノザ(仏の座)」は、意外なほど美しい野草です。

会員が、ミツマタ(三椏)」の花を持参しました。
賢治ガーデンには、「黄花のミツマタがあって、ジンチョウゲに似た花を咲かせています。

先日のセミナーに参加した報告をしてから、「おきなぐさ」の輪読に入りました。
宮澤賢治語彙辞典』(原子朗)、「おきなぐさ(翁草)」を引用します。
うずのしゅげ、うずのひげ、おばがしら、ちごちご等多くの地方名がある。
キンポウゲ科多年草。日当たりのよい山野に自生し、全体に白鬚のような白毛を密生。根葉は束生。春、紫色の花をつける。花後の花柱の伸びた集合体が老人の白髪のように見えるのでこの名がある。〜力丸光雄によればウズノシュゲは翁の方言オンズ(オズン)の髭(ノシュゲ)で、その訛ったもの、つまりオキナグサ=ウズノシュゲ。

会員から、家の敷地内とか、上信電鉄南蛇井駅の群生などの話が出ました。
次回、5月例会は「ひろば・賢治ガーデン」で開くので、その後の変化の様子、観察が楽しみです。
帰宅途中で、「大地」の店に寄ると、「下仁田ネギ(葱)」苗が並んでいました。
例年、売り切れてしまうので2束買い求めました。
アメダス、最高気温は12.8度(11:40)、北西の風が強まり寒くなり始めました。
夜には「霜注意報」が出て、慌てて鉢物を部屋に取り込みました。
こんな調子で、佐久地方の「サクラ(桜)」は、当分開きそうにありません。