「スグリ(酸塊)」の実が、完熟…。

朝の「オオマツヨイグサ(大待宵草)」

旧暦、「六月・水無月(みなづき)二日」、梅雨まっただ中の季節に、水が無い月とは?
倉嶋厚:『日本の空を見つめて』から、一部を引用します。
〜ちょっと違和感を覚えるのは六月の水無月、水枯月。旧暦六月が最も早く始まる年は現行暦の六月二四日ころ、最も遅い年は七月二三日ころからである。
最も早く始まる年には、旧暦六月に梅雨期後半の集中豪雨期が含まれてしまい、水無月の名は適しない。そこで、古句にも「水ひたと水枯月の名は嘘か」などと詠まれている。
 一方、最も遅く始まる年は、水無月は梅雨明け後のカンカン照りの土用と八月前半の盛夏期に相当し、その名は季節にぴったりである。
 水無月の語源説には文字どおり「水無し月」のほかに「水悩月」。田に水を入れるので「水の月」、田植えも終わり農事を「皆、し尽き」などがある。
なるほど、ややこしいことではありますね。
今朝のアメダス、最低気温は20.7度(7:30)、「オオマツヨイグサ(大待宵草)の花は、まだ開いたままです。
梅雨時、子どもがお八つに食べた木の実は、「ナツグミ(夏茱萸)」とスグリ(酸塊)」でした。
特に、スグリ(酸塊)」は、駄菓子屋に一合升で量り売りされていました。
あれから半世紀以上もたった現在、身近にスグリ(酸塊)」の樹木(ユキノシタ科の小低木)の姿さえ見かけません。
「賢治ガーデン」は、「在来種の草木を後世に伝える…」こともコンセプトに植栽しています。
スグリ(酸塊)」の完熟した実は赤紫色で、見た目にも美しいです。

近寄って観ました。

食べると、ねっとりと甘く酸くはありません。
これなら、ジャムになりそう…。
子どもの頃には、完熟する前の薄緑色と酸い味しか覚えていません。
英語:Gooseberryは、どんな由来なのかな?
野鳥、特にヒヨドリ(鵯)」は、この味を見逃すわけはありません。
先日、「ひろば運営委員会」のツイッターに投稿されました。


今日は、異常なお天気でした。
アメダス、最高気温がなんと9:30に28.5度を記録し、その後は下がり続けました。
午後には、18度ほどに下がり肌寒さを感じました。
裏道わき花壇の除草をしていると、にわか雨が降り始めました。
激しく降りましたが、雨量は0.5ミリ…。もう少し降って欲しかった。
明日は、また30度超えの「真夏日」の予報です。