「佐久市子ども読書活動推進懇話会」に参加。

テレビ放映、長野市・えびす講煙火大会

一雨ごとに寒さが募ります。
列島は冬型の気圧配置で、内陸の佐久地方は晴れて、冷たい風が吹き荒れています。
浅間連峰」、高い山々は厚い雪雲に覆われています。(8:01)

アメダス、最低気温は氷点下3.1度(2:20)
朝のテレビは、昨夜の長野市「えびす講煙火大会」を放映しています。
今を去る70年、母は子どもたちを、長野市三輪の実家に泊めて、名物の花火を楽しまそうとしてくれたのです。
当然、翌朝は暗いうちに起きて長野駅まで歩き、汽車に乘って佐久に戻ってきたのです。
花火の楽しさは忘れましたが、それほどにまでしてくれた母親の気持ちと、道中の大変さは、忘れることがありません。
午前中、標記の会で佐久市立中央図書館へ出かけました。
教育長から委嘱書をいただいて、会議が進められました。
会議事項は、
(1)子ども読書活動推進懇話会の活動経緯について
(2)家庭・地域・幼稚園・保育所・児童館における子ども読書活動の推進について
「第2次佐久市子ども読書活動推進計画」中の[今後の取り組み]の検証
(3)その他
ア セカンドブック事業について
イ その他

会議の実際は省略しますが、佐久市の教育理念ともいえる「コスモスプラン」の取り組み、現状と課題についての内容を記します。
このプランの実践を、機会をとらえて家庭、学校、地域に働きかけます。教育委員会では、小学生、中学生、高校生の投稿のできるコーナーをHPに設け、具体的な展開を図る予定です。
☆現状 
 ・コスモスプランの周知のため、各小・中学校には、ポスターを掲示、図書館においても、リーフレットを配布しています。
(以下略)

会議に提出された資料より
コスモスプラン 〜教育理念の基本理念実現のための実践プラン〜
 本市では、「コスモスプラン」と名付けた活動を大事にし、家庭、学校、地域で取り組んでいます。
 このプランは、本市の先人である丸岡秀子さんの業績をたたえた碑に書かれている、「読むこと・書くこと・行うこと」を家庭、学校、地域で実践することにより、子どもたちはもとより、市民のみなさんみんなが「確かな知性」、「豊かな心」、「たくましい実践力」などを身に付け「自分の花」という花を咲かせるための取組です。具体的には家庭における「子や孫への読み語り」(読むこと)、学校における「自分の想いや考えの文章による表現(書くこと)、や地域における「あいさつ・声掛け」(行うこと)といった、日々の生活の中で実践できる活動を挙げ、自己実現を図るための根っことして大事にしています。
 本計画において「コスモスプラン」を佐久市教育の基本理念の実現に向けた実践プランと位置付けます。

佐久市のホームページより
教育実践や思いを寄せる〜自由投稿のページ〜(項目名のみ)
 長野市のかたからのお便り〜子ども達の明るい挨拶に心打たれました!〜
 お寺の本堂に響いた臼田中学校邦楽部の琴の演奏会
僕や私の投稿ページ〜「コスモスプラン」実践応援コーナー〜
投稿された内容を紹介します。(項目名のみ)
 ジュニアリーダー研修会に参加して
 浅科中学校生徒会が熊本地震義援金募金活動を行いました。

話題になったことは、堅苦しい感じがする。テーマを決めて、手軽に投稿できるようにしたい。
新聞の「投書欄」、実際例を読んで、同様な意見を投稿する。

別の資料、コスモスプランについての紹介 より
「コスモスプラン」の目指すもの
平成22年1月7日の市長新春記者会見で産声を上げました。
 名称の「コスモス」は、〈市花・コスモス〉の花のように可憐ながら根っこをしっかり張る人間になりたい。そして、〈宇宙・コスモス〉に羽ばたく人間になろう。こんな夢をもって名付けました。
 プランのキーワードとして据えた「読むこと」「書くこと」「行うこと」の三つの活動は、佐久市の先達の一人である丸岡秀子さんの思慕碑に刻まれた言葉をお借りしました。
 丸岡秀子さんは、生前“どんなことでも、愚痴ったら負けよ。新聞だって読めなかったら本文まで読まなくていいのよ。とにかく見出しだけでもみるの。そして書くのよ、気づいたことを書くの。同じことでも立場によって気づき方が違うものなの。その自分の目で見たものを自分の言葉で書き留めるのよ。いい?書いたら書きっ放しはだめよ。書いたことに責任をもつの。責任をもつということは、つまり実行することよ。”と、多くの人に語りかけ、ご自身の生き方として実践されました。正に、「読むこと」「書くこと」「行うこと」の指針となる姿を示されました。
 文字や言葉は、人間だけがもつ貴重な宝です。外からは見えない思いや考えを、この宝である“ことば”を媒介として、自分に、他人(ひと)に確認したり伝え合ったり、高め深め合いたいものです。
 この「読むこと」「書くこと」「行うこと」の三つの活動を通して、自分づくり、人間関係づくり、ひいては共歩きの市(まち)づくりにつなげたいと願います。
 家庭や学校、職場、地域で、多様な「読む・書く・おこなう」活動やかかわり合いが広がり、一人ひとりの個性的な花が咲くことを期待します。

平成29年度は「コスモスプラン」実践8年目となります。
本や新聞を読み、思ったことや考えたことを文章にまとめてみますと、自分の考え方がよりはっきりしてきます。また、読むこと、書くことによって実践に移すことの意欲や自覚も高まります。
 佐久市では家庭でも、学校でも、地域でも、この「読むこと」「書くこと」「行うこと」を自己実現を図るための根っことして大事にしています。(教育長)
(以下略)
 ネット検索で見つけた、丸岡秀子思慕碑(写真)です。

会議が終わり、外は曇って辺りが濡れています。
どうやら、雪が舞ったようです。
帰宅して、アメダスを見ると、0.5ミリ(12時)とありました。
夕方、曇り空に「十月七日」のお月さまがかかりました。(17:05)

アメダス、最高気温は8.1度(10:36)でした。
明朝は、氷点下2度に下がる予報です。