「佐久の季節便り」、最強の寒波流入、県北部に「大雪警報」が…。

気象情報の通り、立春」に入ったとたんに、「冬将軍」がやってきました。

「暖冬」で暮らしやすいと油断していたら、まさに竹箆返し(しっぺがえし)を食らったようです。

2月は冬季で、別称・「如月(きさらぎ)」は、「着、更着(きさらぎ)」の宛て字もあるほど寒い時期なのです。

浅間山」は黒い雪雲に覆われて、やはり、真冬の佇まいです。

アメダス、最低気温は、氷点下5.7度(3:44)、夕方からは寒くなる予報です。

今日は、佐久市立図書館の移動図書館車・「草笛号」の巡回日です。

10時、防寒着を着更着(き・さら・ぎ)して、歩いて2分、出かけました。

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昨年4月に新調した、4台目の図書館車です。

車体の側面には、佐久市コスモスプラン 読むこと・書くこと・行うこと

「読書」は、「コスモスプラン」の実践・具現化、その最たる場であると言えます。

市民には、月に1度、暮らしの習慣として位置づけ、利用してほしいものです。

 

帰路、裏道わきの花壇には、凍えた植物たちが健気に春を待っています。

防寒の綿毛に包まれた「ラムズイヤー」は、何とか冬越しできそうです。

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3月中には、ネットの支柱も取り払われて、花壇づくりが始められます。

近くで冬越し中の「宿根アザミ」は、道路工事の前にポット苗として、掘り上げておきます。

春の到来が、本当に待遠しいですね。

2月3日付け読売新聞コラム・編集手帳 一部を引用します。

衆院議長を務めた前尾繁三郎が随筆集「政治家の歳時記」に書いている。

節分の豆まきは子供のときから親しみのある行事だが、節分そのものの意義は忘れられがちだ、と◆前尾は古典を引きつつ、由来を説明する。農耕を営むには、月を基準とする太陰暦は不便だったため、季節の変化を表す二十四節気があみだされた。立春の前日である節分は、農事を始める時期と重なるため、とりわけ行事が発展したという。◆国の源である農業を誤らせないため、古代の政治家は暦を伝える方法に知恵を絞り、民を導いた。「豆まきは、種まきの季節を周知徹底する手段だったと解すると、そのうまさは現代の政治家も学ばなければならない」。政界の三賢人と評された前尾らしい締めくくりだろう。(中略)◆豆まきには無病息災を願う意味もある。今年は気持ちがこもった豆まきになる。

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午後には、西南西の風が北西の風に変わり、気温が下がってきました。

そして、長野県北部、飯山中野地区に「大雪警報」が出ました。

善光寺周辺は、すでに雪が舞っているようです。

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アメダス、最高気温は8.3度(13:16)、最大風速は西南西の風6.1メートル(12:00)。

北西の風に変って、冬型の気圧配置が強まってきました。

明朝は、冷え込みそうです。