「佐久の季節便り」、降水量のトータルは9.5ミリ、降り癖がつきました。

昨夜遅くからの雨は、予報の「大雪・着雪注意報」のために、雪に変わることが心配されました。

就寝中、ときどき雨音で目覚めましたが、「雪にはならないだろう」と楽観…。

5時半に、新聞を取りに出ると、寝間着の袖に淡雪が着きました。

地面はわずかに白くなっていますが、冷え込みは無く、降るそばから融けています。

アメダス、最低気温は0.5度(6:54)、雨は日中は降らない予報です。

昨夜遅くの雨量は2.5ミリ、日付が替わってからの雨量・降水量は7ミリ、トータル9.5ミリ…まとまった降水量になりました。

 

春めいて、今朝も野鳥の動きは活発です。

電線に止まって、「キュルル、キュルル…」と、激しく鳴くのはムクドリ(椋鳥)」です。

今年の初お目見えは、2羽、番(つがい)?の「メジロ(目白)」です。

餌台のミカンを舐めたいんですが、ヒヨドリが先客で近寄れません。

その後、ヒヨドリが飛び去ってから、ミカンの汁にありついていました。

シジュウカラ四十雀)」も忙しく飛び回っています。

 

「雨水」の春雨は、まさに「木の芽起こし」…、サンシュユ(山茱萸)」の冬芽(とうが)がほころび、中から黄色が覗いています。

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今日は、旧暦・二月朔日(ついたち)。

毎月の新月の日は、佐久(月)の会、の例会日、「佐久ホテル」会場で行われました。

前回、旧暦・正月朔日を迎える前々日に、『月と季節の暦』制作者の志賀勝先生をお迎えして、ご講演をいただきました。

その夜の宿泊は「佐久ホテル」、これがご縁で、本日、佐久ホテルの社長さんからご講演をいただくことになったのです。

その後、志賀勝先生からいただいた、(月)の会のお知らせには、次のようにあります。

〜じつは、佐久では「佐久ホテル」という創業六百年のホテルに泊まりましたが、このホテルでは、毎年若水汲みなど『月暦』の新年行事を営んでいることを知り、まだまだ奥が深い日本を再発見する、というような感動的な逸話もありました。(以下略)

というわけで、本日の講演会が開催の運びとなったのです。

講演内容の一部を、項目的に列挙します。

◯当ホテル・篠沢(ささざわ)家と、望月・大伴神社とのつながり

◯先祖・望月光重は、望月の城主 大井氏から客将として招かれ岩村田に移住

◯篠沢(ささざわ)家 名前の由来説は、箕輪の篠沢、宮中に馬を献じて…

天道根命(あめのみちねのみこと) 天孫降臨の際の道案内役の一

 「根」は、地下、夜、あの世  根住=ネズミ(大黒様とネズミ) 寝る

◯七曜紋 月星の紋(裏紋) 望月氏家紋として残された

 大伴神社の屋根に、「七つ星」と「月に雲」 八月十五夜の榊祭り

◯滋野氏の三兄弟 海野一郎⇒真田  禰津次郎⇒大名 望月三郎⇒

         六文銭 雁がね紋 州浜紋  丸に月紋

◯大伴神社 祭神 「月読尊」の絵額

阿弥陀如来 浄土宗・法然 城光院

保食神(うけもちのかみ) 頭から馬(夜に移動できる)⇒馬頭観世音

◯佐久に月の名の付く地名 大月=大槻(ケヤキの古名)

 ケヤキは、弓を作る材料 ヨミ(黄泉)=ユミ(弓のしなり)

 「欠けゆく」月 「根」に関わる 神事をケヤキの根本で行う、潔斎 齋(いつき)

◯皎月(こうげつ) 女官・姫 平尾山・白山神社

  用明天皇  聖徳太子 「真楽寺」は、勅願寺

◯篠沢家の旦那寺は「西念寺」、浄土宗 法然の宗歌・「月影」

◯お月さまは、帝(みかど) 天皇  心を潤す存在 魂を豊かにする存在

◯十九夜塔 二十三夜塔 福徳稲荷に、一緒に在る 

 安産 子育て 男念仏 お十九夜さま おロウソクで安産を祈る

◯「佐久」の語源は? 佐久島(愛知県)(ヒナガサクミコト)

◯お水取り 所有の山に湧水がある 「福茶(ふくちゃ)」

講演会終了後、参加者による「昼食会」で、諏訪からの参加者とも、交流を深めました。

 

夕方、雪雲が切れて、「白銀の浅間山が現れました。

西の空き地から、撮影しました。

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明日の朝にかけて寒気が流入し、佐久地方にも「雪だるまマーク」が…。

お手柔らかに願います。

アメダス、最高気温は7.8度(15:40)でした。