「佐久の季節便り」、「耐雪麗梅花…」、佐久も「ウメ(梅)」が開花しました。

早く目覚めて、寝床でラジオを聞きながらうつらうつら…。

5時にかけたアラームが鳴り、外に出ました。

心配した雪降りもなく東の空が赤らんで、「二十六夜待」のお月さまも期待できます。

新聞を取って、先ず、元号・「礼和」の記事に目を通しました。

一面トップから、数ページにわたって関係記事が満載で、後でじっくり読むことにします。

典拠が『万葉集ということで、昨夜のうちに本棚の『万葉集の花』から、「ウメ」のページを開きました。

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一部を引用・紹介します。

〜清楚な花とほのかに漂う甘い香りが愛されたウメは、万葉の時代、宮廷や豪族の邸宅に植えられ、しばしば「観梅の宴」が催されました。

(写真画像の和歌)

「春になると梢に隠れてウグイス(鶯)が、ウメの下枝に鳴きながら飛び移って行くのが感じられるよ」と詠まれています。

 この歌は、天平二年正月、九州太宰府の長官、大伴旅人の邸宅で宴会が開かれた時、集まった官人たちが詠んだ梅花の歌三十二首中の一首で、「梅に鶯」や「梅と雪」が多く歌われています。(以下略)

その「観梅の宴・序文と和歌」が万葉集』に掲載されました。

 

元号・「令和」の典拠となった、序の部分の記載ページが、テレビや新聞で紹介されました。(足利学校 所蔵)

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信毎夕刊に、元号「令和」の典拠が、分かりやすく載りました。

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昨日のテレビ画像にも、安倍総理大臣による説明があります。

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今朝の読売新聞で、明治大教授 齋藤孝 氏は「読み・意味・典拠」の三拍子

と、元号・「令和」を評価されています。一部を引用します。

〜梅見の宴席の序文というのも印象深い。奈良時代では花と言えば、桜ではなく梅を指した、古代の日本人は梅の香りをよく和歌に歌った。梅の香りに春を感じ、冬という試練をようやく、くぐり抜け、どんどん新しい希望が広がっていくというようなイメージを抱いてほしい。

 万葉集を典拠としたのは、日本の文化の独立性を意識したためだろう。これまでの元号は中国の古典を典拠とし、国の理想像を託した、今回はそうした発想と一線を画した。(以下略)

今日はテレビで、新元号・「令和」関係の

典拠、万葉集ゆかりの地・福岡県太宰府大伴旅人邸宅跡や宴の様子・ジオラマが放映されました。

その内容からは、日本の『万葉集』とは言え、歌人が間接的に中国文化の影響を受けていたと思われました。

「令和」の典拠に関わり、『万葉集』への関心や、ゆかりの地への関心が高まることが期待されます。

辞書に、「令月」は「二月」の異称との説明もあります。

 

今日の早朝、旧暦・二月の「二十六夜待」のお月さまが観望できました。

画面左側に、金星・「明けの明星」も写っています。(5:08)

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空が明るくなってから、撮ってみました。(5:20)

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明朝、月の出時刻4:36(東京)の細いお月さまは、この分だと期待薄です。

 

今日は、「霜注意報」と「雷注意報」が出て、季節が逆戻り、真冬のような寒い一日でした。

アメダス、最低気温は氷点下2.6度(5:58)、最高気温は6.5度(11:55)。

明朝は、更に冷え込みが厳しく、氷点下5度にまで下がる予報が…。

井戸ポンプの凍結防止、鉢花の防寒など、要注意です。