「佐久の季節便り」、朝焼け、北陸新幹線で「イーハトーブの旅」へ…。

昨夜、二十三夜のお月さまが頭の天辺にかかっています。

朝焼けの空に、心配した雨は降っていません。

今日は、「佐久・賢治を読む会」が、「第4回 イーハトーブセンター功労賞」を受賞ということで、授賞式会場の花巻市に出かけました。

東北新幹線はやぶさ号を「北上」で下車、東北本線に乗り換えて、花巻に到着しました。

早速、版権を持つ「林風舎」・宮澤和樹氏を訪ね、受賞決定の報告をしました。

会場は「なはんプラザ」、総会・出席者とも、懐かしい再会がありました。

宮沢賢治学会イーハトーブセンター功労賞・趣旨説明資料(代表理事 栗原敦)一部引用します。

〜老若を問わず、専門的な学術的トレーニングの有無などを前提にせず、誰でも入会でき、愛好者としての交流の場を通じて、互いに宮沢賢治の存在に触発される楽しさを共のして支え合う市民学会としての特色です。私たちはこれを見失うことのないように、さまざみ活動して参りましたが、この間、時を重ねる中で、各地におけるいろいろな方々・諸団体の地道な、多年にわたる活動の情報も、たくさん得ることができるようになりました。

 そこで、宮沢賢治生誕120年を好機として、それらの活動を世に広く伝え、宮沢賢治との出会いの喜びを分かち合い、多年の活動に感謝するとともに、互いの今後の活動への励ましにしたい、と考えるに至ったのです。

宮沢賢治学会 イーハトーブセンター 会報』第58号に、受賞者の紹介があります。

 佐久・賢治を読む会は、一九八一年の発足以降、宮沢賢治作品の読書会を基本とする月例会を佐久市立中央図書館を会場に今日まで継続し、二〇〇二年山室静佐久文化賞を受賞している。また十年ごとに会の歩みを振り返る文集『ひきざくら』(一九九一年、二〇〇二年、二〇一一年)を刊行したほか、団体として賢治ゆかりの場所へのツアーを企画したり、宮沢賢治学会イーハトーブセンター主催のセミナーに参加したりしてきた。このように長きにわたる宮沢賢治の普及・研究活動は功労賞にふさわしい。

受賞後の活動内容の紹介があり、会の代表・荻原節子会長から、受賞の御礼と会員数などの報告がありました。

授賞式には、会からは5名の参加し、指導・資料提供者の私から、活動内容の報告をしました。

図書館長が、パワーポイント・7コマを制作してくれたので、短時間で分かりやすい報告ができました。

①佐久・賢治を読む会 誕生した佐久市立中央図書館 玄関 ギンドロの大樹

②会の文集『ひきざくら』第一、第二、第三集 表紙

③陸羽132号・賢治米  バケツ稲 板垣寛;『賢治先生と石鳥谷の人々』稲穂標本を持参

④「賢治ガーデン」 「うつむく賢治」、「林風舎」の許可 登録商標® 「注文の多い料理店」の叙述を引用 株元に、「グルス・アン・テプリッツ」・「賢治が好んだバラ」

⑤賢治ゆかり・石鳥谷のやまなし 開園5周年記念植樹 北陸新幹線高架 説明板の設置 

⑥完熟した、「ヤマナシ」の果実 背景に「浅間山」遠望

⑦大型ネームプレート 例「オキナグサ(翁草)」 5月、10月に現地見学・観察会

次の写真は、副賞3種の彫刻 王様より「貝の火」をいただくホモイ 塩鮭のあたま 黄金(きん)のどんぐり五勺鱒入

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名誉ある賞をいただき、会員一同、今後の活動に大いに励みになります。

後日、「報告会」を計画・実施し、気持ちを一つにして参ります。

翌日、帰宅してからアメダスのデータを見ると、1.0ミリ(24時)とありました。