「佐久の季節便り」、19号上陸1か月、佐久・賢治を読む会11月例会…。

今朝は雲が広がっているのに、意外に冷え込みました。

アメダス、最低気温は0.1度(5:54)、日中は気温が上がりそうです。

台風19号による豪雨災害から1か月、読売新聞1面トップ見出しに、台風農作物処分に補助

また、写真入りの見出し、亡き友へ誓い 記事の一部を引用します。

 長野県佐久市千曲川では同日午後、亡くなったタクシー運転手、三石量正(かずまさ)さんの同級生ら4人が花を供え、黙祷をささげた。三石さんは10月12日夕、土のうを取りに軽トラックで市内の自宅を出たまま行方不明となり、今月3日、約8キロ離れた川の中州で捜索中の家族らに発見された。(以下略)

 NHKテレビは、発見場所を放映しました。

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今日は、「賢治を読む会」・11月例会です。

会のはじめ、多くの亡くなられた方に黙祷をささげました。

会の資料に、決壊・氾濫した千曲川の支流・「滑津川」の流路を載せ話題にしました。

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「孟冬・神無月・十月十七日」 二十四節気・「立冬」 次候:「地始凍」

 台風19号豪雨災害から一ヶ月、腹腔はまだの状況です。被災された方々には心よりお見舞い申し上げます。冬の始まり、まだ晩秋の装いが残りますが、北国からは初雪の便りが届いたり、木枯らし一号が観測されたりする時期です。

 また、11月の声を聞いて思い出すのは、賢治が生前に出版した童話集・『注文の多い料理店』序です。

その名文を、毎年、皆で朗読することにしています。(一部を引用します)

〜ほんたうに、かしはばやしの青い夕方を、一人で通りかつたり、十一月の山の風のなかに、ふるへながら立つたりしますと、もうどうしてもこんな気がしてしかたないといふことを、わたくしはそのとほり書いたまでです。(以下略)

 テキストは、「楢ノ木大学士の野宿」(第一夜)を読みました。

また、宮沢賢治学会 イーハトーブセンター功労賞」の受賞について、授賞式出席者から改めて報告をしました。

写真は、いただいた賞状と副賞・彫刻3種です。

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会が終わり市立図書館の玄関を出ると、シンボルツリー・賢治ゆかりの「ギンドロ」がすっくと立ち、残り少ない葉が揺れていました。

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アメダス、最高気温は17.1度(12:37)、暖かな一日でした。