「佐久の季節便り」、前線が停滞し、雨の「迎え盆」になりました。

早朝、目覚めると、ラジオから「めだかの学校」が流れました。

まだ、雨は降っていないようです。

朝、テレビは、広島に「大雨特別警報」、尋常ではないようです。

昨日の気象情報でも、梅雨末期のような猛烈な雨が長時間続く…と、警告しています。

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今日は、「迎え盆」ですが、8月半ばのこの時期に、梅雨末期のような天気は経験がありません。

雨は、早朝5時頃から降り始めました。

朝イチ仕事は、ペットボトル回収・ゴミ出し…。

続いて、「盆飾り」の大仕事、季節の花や野菜を供えることは、必須です。

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「お盆」について、辞書で調べてみました。

◯迎え盆盂蘭盆(うらぼん)で、祖先の精霊(しょうりょう)を迎える日。また、その日に行う行事。広辞苑

盆花(ぼんばな):盆が近づくと人々は山へ入り、精霊に供える花をとってくる。その花が盆花である。主として、桔梗、女郎花、撫子、溝萩(みそはぎ)、鬼灯(ほおずき)などであるが、特定の花を盆花とよぶところもあった。〜近くに山のない都会では盆花売りも来た。(大歳時記)

盆花盆に供える花。ききょう、おみなえし。みそはび。はぎ、ゆりなどを総称していう。最近では、はすなどの造花をも盆花と称している。古くは盆の10日前後に山からとってきたもので、その行事を盆花迎えという。盆の精霊が盆花を依代(よりしろ)として、山から家々へ迎えられるとされている。(ブリタニカ)

確かに、子どもの頃は、これらの説明のように、「盆花」を山にとりに行く習わしでした。山には、桔梗も女郎花もたくさんありました。「節黒仙翁(ふしぐろせんのう)」など、特に喜ばれた記憶があります。

山に、「盆花」らしいものが皆無になって、すでに50年…、ずっと昔です。

家の周りで、「盆花」として、植栽されていた草木も、近年は見られなくなりました。

いつの間にか、花屋さんやホームセンター、スーパーマーケットで買うものになりました。

「盆花」は、身の回りの草木であるべき…、と、思います。

毎年、そのつもりで植栽し、用意しています。

別に、墓前にお供えする、左右1対の花束を用意しました。

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今日、用意した盆花は、蓮、桔梗、女郎花、鬼百合、擬宝珠、小蒲、鷹の羽薄、禊萩などです。

雨降りの中、お墓参りしてお供えしてきました。

夕方の「迎え火」は、毎年、知人が届けてくださる「麦わら」の束を、霧雨の中、焚きました。

母の実家・長野市では、白樺の樹皮を「カンバ」と呼んで、焚きました。

油のような匂いがして、黒鉛を上げてよく燃えました。

「爺さん婆さん、この明かりでおいでやれ、おいでやれ…」子どもたちが、声を合わせて歌いました。

近年、このような、習わしも見られなくなってしまい、寂しいです。

 

コロナウイルスの感染拡大が止まりません。

長野県は、とうとう109人・過去最多です。

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夜に鳴っても、雨が降り続きます。

24時間雨量は、30..0ミリ(22時)、大雨です。

アメダス、最低気温は17.8度(21:58)、最高気温は21.3度(1:30)、気温分布も異常ですね。