「佐久の季節便り」、初冬の「岩村田ヒカリゴケ」周辺を散策…。

起き出して窓を開けると、雲の多い、冬空が広がっています。

グランドにも、降霜が白く広がっています。

アメダス、最低気温は、氷点下4.1度(3:55)、晴れるが、所によって、夜には雨の予報が…。

天気は、下り坂のようです。

 

昨日、岩村田ヒカリゴケ」周辺を散策し、秋の植物の様子を観察しました。

常木用水の土手には、「黄烏瓜(きからすうり)」が完熟し、茶色に鳴っています。

採って標本にし、Fm放送で話す予定です。

根の塊茎・デンプンは、ご存知天花粉(てんかふん)」で、汗疹(あせも)に効くのです。

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ほかに、採集した草木の標本、軽トラの荷台に載せてあります。

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丸い黒っぽい実は、「信濃柿(しなのがき)」、子どもの頃から「渋(しぶ)」と、呼んで、おやつ代わりでした。

強い霜に何度かあうと、渋が抜けて甘くなるのです。

近年は、子どもはおろか、野鳥も狙いません…。

常着用水をまたいで、手に取ることが出来ました。

枝の向こうに、冬の「浅間山が見えています。

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小さな、青黒い玉のつながりは、「カミエビ」・「青葛藤(あおつづらふじ)」の実です。

食べませんが、見た目には美しいです。

緑の葉は、「仙人草(せんにんそう)」、キンポウゲ科なので、薬効があります。

「白い花」も、野趣に富んでいるので、Fm放送・「岩村田城址に残る薬草」で、話すことにします。

 

2中は、日差しがほとんどなく、窓拭き日和…。

冬支度の大事な仕事、少しずつ進めることにします。

SCT「佐久の緑・花物語」、12月放送予定は、国天然記念物・岩村田ヒカリゴケ 

昨日、撮った写真を盛り込んで、放送内容・資料をまとめました。

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佐久市志 自然編』記載、「ヒカリゴケが光るわけ」の模式図です。

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夕方から、雨がポツリポツリ…。

期待の「三日月さま」も、残念、諦めました。

雨は、夜も降り続いて、1.5ミリ(20時)、あとどのくらい降るでしょうか。

アメダス、最高気温は9.1度(12:55)、日照はほとんどなく、底冷えのする一日でした。