「佐久の季節便り」、「小春日和」に、「小楢(こなら)」の紅葉、「十月桜」の花…。

今朝も濃霧で、「浅間山」は見えません。

アメダス、最低気温は氷点下0.1度(2:10)、予報ほどは下がりませんでした。

霧が霄れると、「小春日和」が期待できます。

「ひろば」のボランティア活動も、まとめの時期になりました。

今日は、全員で「賢治ガーデン」の落ち葉掃きをしてもらいました。

「ブロワー」を働かせて、落ち葉をまとめ、株元の保温や保湿などに役立てます。

「小楢(こなら)」の「紅葉」は、赤褐色で美しくお気に入りです。

道を挟んだ、向こう側にも。赤褐色に黄葉した「小楢」の木が見えます。

近寄って観ると、見事は色合いです。

ところで、「小楢」は万葉集にも詠まれているんですよ。

下野(しもつけ)の 三毳(みかも)の山の こ楢のす

まぐはし児(こ)ろは

誰(た)が笥(け)か持たむ

歌は「みかも山のコナラのように、きれいなあの娘あh誰に嫁ぐのだろうか」と詠み、若い娘の初々しさを、コナラの若葉のみずみずしさにたとえて「自分の妻になってくれたら良いのに」と願う気持ちが込められています。

 春、芽を出したばかりの若葉は、表面が黄緑色ですが、裏面が白っぽい銀色なので、霞がかかったような淡いムードが感じられ、一味違った趣のある光景が広がります。

なるほど、赤褐色の葉も美しいが、やっぱり若葉の初々しさが、詠み込まれているようです。

 

続いて今日は、ケーブルテレビの取材を鵜受けました。

市内新子田、「長野牧場・家畜改良センター」の道路わきの「十月桜(じゅうがつざくら)」の開花を紹介しました。

花芽が形成されてから、気の早い「十月桜」は、春を待たずに開花を始めるのです。

もちろん、これから寒さが募ると、蕾は開花できずに冬を越して、春、暖かくなってから開花します。

晩秋の今と、春になってからも咲く、風変わりな「桜」の仲間です。

辞書に「四季桜の異称」、と解説がある所以です。

華やかさよりは、可愛らしさが際立ちます。

寒冷も佐久地方では、春に咲く花が数多く花も大ぶりになるようです。

晩秋と春、それぞれに咲く花の数の違いなど、その年々の天候によります。

佐久平駅・蓼科口の東側の「植え込み」に、十数本の「十月桜」があり、チラホラ咲きています。

本格的な寒さが来ない今のう池に、「十月桜」の花を観賞してみてください。

 

読売新聞 <11.7夕刊>よみうり寸評 引用します。

オミクロン株、顔パンツ…とコロナ禍にまつわる言葉が今年も新語・流行語の候補に入っている。来年こそ疫病とえんを切りたいと思っていたら、不穏な造語を耳にした◆「フルロナ」である。インフルエンザとコロナへの同時感染をさすらしい。死に至るリスクが、コロナだけに感染した患者の2倍を超えるという海外の報告もあるから怖い。何としても流行語にしたくないがどうだろう◆「第8波に入った」ーまたも感染が広がるコロナの現状認識を日本医師会

示した。冬が近づきインフルとの同時流行への危惧が深まる◆備えを加速させる時ながら、夏に逼迫した発熱外来の増設がうまく進まない、政府は、基礎疾患のない若者らに自己検査を呼びかけているが、診断や治療の遅れにつながらないか。ワクチン接種の現状も気になる◆今度こそ混乱が繰り返されないように願いつつも、読売歌壇に載った一首が思い出されてため息をつく。<第何波まで続くのか感染を止むことのない波にたとえて>(関根裕治)

 

午後は、「大根」や「下仁田葱を一部、収穫しました。

アメダス、最高気温は13.5度(15:08)、風も弱く、「小春日和」でした。