19.5ミリの「お湿り」、夕焼け雲…。

西・岐阜県から、厚い雨雲が・。(29.5.

昨夜遅く降り始めた雨、日付が替わってから激しい降りになりました。
朝、起き出すと路面には水溜りができており、久しぶりのありがたいお湿りです。
雨雲レーダー画像(8:00)を見ると、西・岐阜県から厚い雨雲が迫っています。
予報通り、雨は日中ずっと降り続くようです。
庭先にある3個の水瓶、どれも雨水を湛えています。
蓮(ハス)の葉が、水玉を見せています。

こちらは、スイレン(睡蓮)」鉢、金魚は水の底に避難…。

簡易な「メダカ池」、この雨では、メダカたちは水面には出られません。

雨は降り続き、お昼前には小降りに、そして思い出したようにまた降り出す…。
午後2時頃にすっかり上がった…、と思ったら、夕方にもまた降って…。
アメダス佐久市のトータル雨量は、19.5ミリ。(昨夜21時〜今日18時)
久しぶりにまとまった雨量で畑土も潤い、ありがたい「お湿り」になりました。
5月のFm放送日で、雑木・「コナラ(小楢)」、「クヌギ(櫟)」を話しました。
(1),里山の主役、ブナ科落葉高木
◯コナラ(小楢):東京近郊などに見られる雑木林・里山の代表的な落葉樹。
「小さなナラ」の意で、「大きなナラ」は、「ミズナラ水楢)です。
葉擦れの音が「鳴る」の由来…。
◯「クヌギ(櫟)」:コナラとともに、関東の雑木林の中核をなす。
材は硬く腐りにくいので、家の土台や束柱など、湿り気の多い場所に利用されてきた。
CD曲:「菩提樹」(倍賞千恵子
(2)新緑・若葉 観賞のお勧め
新緑の季節は、惜しいことにほんの束の間、夏がふかまるとともに青葉に変わる。
先日、上の城区のグリーンボランティア(UGB)、作業後に「クヌギ(櫟)」の大木・若葉を見上げ楽しみました。
兼好法師は『徒然草』に、若楓(わかかえで)の素晴らしさを、万の花や紅葉にも優る。と、記述しています。
新緑 英語でtender green (優しい・繊細な緑)
子どもたちにも、是非観賞して欲しい。
(3)『万葉集』に、「コナラ(小楢)」が、1首あり。『万葉の花』参照
下野の 三毳(かも)の山の こ楢のす まぐはし児ろは 誰が笥(け)か持たむ
解説に、「笥」とは、食器を指し、「誰の食器を持つのだろうか」つまり、「誰の妻になるのだろうか」の意味。「きれいなあの娘は誰に嫁ぐだろうか」と詠み、若い娘の初々しさを、コナラの若葉のみずみずしさにたとえて「自分の妻になってくれたらよいのに」と願う気持ちが込められています。
若葉のみずみずしさ、具体的にどんな感じでしょうか?
緑色になる前、産毛に覆われた銀白色の葉がピッタリと思いますが…。
今シーズンは、写真を取り損ないました。
庭先に置いた「コナラの切り株」から、その色に近い葉が出ていました。

関越自動車道・佐野SAにコナラの植栽・歌碑あり)
放送用資料に、佐野ICと書いてしまいました。佐野SAに訂正します。
俳句 季語「若葉」は初夏
あらたうと青葉若葉の日の光 (芭蕉) 
若葉吹く風さらさらとなりながら (惟然)
(4)種子・(どんぐり)、実生が容易
 秋、実・種子を拾って、すぐに撒いておくと冬中、地中に根を伸ばし、初夏の今頃に芽生えてきます。
 鉢に撒くと、そのまま簡単な「雑木盆栽」になります。
 図書館の『盆栽えほん』(大野八生)などを参考に、子どもにも勧めましょう。

◯「どんぐり返し」(植樹祭)
ドングリ・トチの苗木を軽井沢の山へ植樹します/若葉祭
2017年5月14日(日) 参加料:無料 ところ:町内の国有林(送迎バスあり) 問い合わせ:軽井沢町教育委員会
◎「賢治ガーデン」で、「コナラ」「や「クヌギ」、実際の様子を観察してみてください。
今日は旧暦、四月三十日。 今月の晦(つごもり)です。
お月さまは、見えるはずがないのですが、外に出てみました。
西空が、久しぶりに夕焼けでした。(19:08)

ちょっと、不気味な感じですね。
明日は、朝のうち雨のぐずついたお天気の予報です。
アメダス、最高気温は18.3度(15:00)でした。