佐久の季節便り」、気温上がらず、部屋で『嵯峨野 花譜』(葉室 麟)を読み切る。

吹雪が止んで、冷え込んだ朝です。

定点温度測定は5度、4度、8度、階下のガスヒーター、居間の温度は真冬並みです。

アメダス、最低気温は氷点下4.6度(5.30)、放射冷却の冷え込みです。

積雪は2センチほどか、降水量0.5ミリ(22時)が記録されています。

餌を求めて椋鳥が、十月桜の枝に止まっています。

春花壇の積雪に、日があたり始めました。

芽生えたばかりの、スプリング・エフェメラルの「片栗(かたくり)」は、雪の下です。

葉を伸ばした福寿草も雪を被っています。

9時を回り、こたつでテレビ視聴中、突然に地震が…。

「この揺れは、震度2以上かな?」、テレビに地震情報が、表示されました。

長野中部3が表示されています。

最近、地震千葉など全国各地で起きています。

太平洋、北米、フィリッピンなどのプレートの沈み込みが、複雑に関わっているようです。

日が出ても、気温は一向に上がりません。

部屋で、読みかけの『嵯峨野 花譜』(葉室 麟)を読むことにしました。

それぞれの場で、「活ける花の種」も興味深く、読み応えがありました。

参考のために、「帯」の記述を引用します。

江戸後期の京都 四季おりおりの美しい花に彩られた 少年僧の成長物語

花を活ける、心を生かす

私はまだ、悲しみも喜びも知らない…

宿命を背負った少年僧・胤舜(いんしゅん)は、

苦しむ人、悲しみの底にある人のために花を活け、生きることを学ぶ。

ひとは無惨に散らされるばかりかもしれぬ。

しかし、それにたじろがず、

迷わず生き抜くことに一つの花があるのです。

舞台は文政13年(1830年)、の京都、年若くして活花の名手と評判の高い、少年僧・胤舜(いんしゅん)は、ある理由から父母と別れ、大覚寺で修行に励む。            

「昔を忘れる花を活けてほしい」「亡くなった弟のような花を」「闇の中で花を活けよ」…

次から次へと出される難題に、胤舜は、少年のまっすぐな心で挑んでいく。

歴史、能、和歌にまつわる、さまざまな花の姿を追い求め、繊細な感受性を持つ少年僧が、母を想い、父と対決しながら成長をとげていく、美しい物語。

もう一度、それぞれの花との関わりを詳しく読み通してみます。

 

アメダス、最高気温は3.7度(13:55)、最大風速は北北西の風4.5メートル(13:00)でした。

明日は、好天気の予報です。