再びホオズキの実

yatsugatake2004-09-10

美しい朱赤色の袋(宿存ガク)を破いて、実を取り出す。しっかり実っていないいわゆるしいなが多くまともな球形の実は少なかった。これは、袋の部分に観賞価値をねらった品種改良のためかも?
次に、実の中身を慎重に取り出す。指で揉んでは柔らかくして、爪楊枝を使って取り出す。30分もかけて、やっとできた。皮は破けないで赤いかわいい風船球が期待どおり
現れた。それと白色の種子が100粒ほど出てきた。ところで、この種子を撒けば芽が出るのかな?
いいいよ、「ほおずき鳴らし」。まず経験者に試してもらう。子どもの時以来だからと心配しながらやったが、さすが体で覚えたことは身についている。一発で、「ブー、」
「ビュー」と、鳴る。ほおずき風船球の口を下唇に当て、上歯で球を押すと、中の空気が押し出され、ほおずき球が震えて、音が出る。再び球を膨らませるには、口の奥から
空気を吸い込むのだと言う。
理屈は分かるが、果たして鳴らせるか、いよいよ自分が挑戦する。やっぱりダメ。何度やっても中の空気が抜けるだけ。あきらめた。唇に当てて、指で押すと、ようやく似たような音が出た。そのうちにどこかに穴が開いたらしい。空気が漏れてしまう。まあ、今回はこれでよしとしよう。
体験することの大切さ、それも適時性がある。「ほおずき鳴らし」で、いろいろ学ぶことができた。