旧暦「月暦」如月二十日。曇りから晴れて、春の陽気でした。

yatsugatake2005-03-29

朝のうちは、曇り空。たちまち雲が切れてきました。
浅間山はと見ると、里の昨日の雨がそのまま真っ白に雪化粧をしていました。
春の日につられて外に出て見ると、風はありましたが冷たいほどでもなく、心地よい感じでした。
オウバイが、別名の「迎春花」よろしく見事に春を讃えていました。サンシュユも、蕾の先が割れて、中から黄金色の花びらが顔をのぞかせています。やはり、別名の「春黄金花」の名前のとおりです。
午後になると雲ひとつない春の陽気になりました。
しばらく前に、読売新聞のコラム「四季」に載っていた、相馬遷子の句を思い出しました。
句の内容は、冬の間、寒風を防いでくれていた「目張り」をはずして、部屋に春風を通すというようなものだったと思います。
コラムが掲載された頃は、佐久地方はまだそのような陽気ではなかったのですが、三月も末の今日、ピッタリの陽気でした。障子張りの部屋こそ今はありませんが、部屋全体に春風を通したいこの頃です。